【二字熟語】
質疑
【読み方】
しつぎ
【意味】
疑問の点を問いただすこと。特に、議案や動議について、提出者・発議者などに口頭で説明を求めること。
【語源・由来】
「質」は「問いただす。」
「疑」は「疑わしく思う。」
【類義語】
尋問、質問、喚問
【対義語】
応答
質疑(しつぎ)の使い方
疑問点があるんだけど。
質疑応答の時間を最後に取るから、その時に聞いて。
疑問に思ったことはすぐに解決したいんだけどな。
進行の邪魔になるからごねないで。
質疑(しつぎ)の例文
- 大臣は、記者団の質疑に応じました。
- 講演に続いて質疑応答が行われました。
- 首相が本会議に出席して趣旨説明と質疑が行われ、審議入りした。
- 質疑応答に移ると会場の雰囲気は一変し不満が噴出した。
- その会見では質疑応答が二時間も続いたが、真相は分からないままだった。
「質疑」と「質問」「疑問」の違いは?
「質疑」に似ている語に「質問(しつもん)」「疑問(ぎもん)」があります。
「質疑」と「質問」の違いは?
「質問」とは、「わからないところや疑わしい点について問いただすこと。また、その内容。」という意味です。
「質疑」も「質問」も、分からないことや知りたいことを問いただすことをいいます。
しかし「質疑」は、主に、会議、研究会、学会などの場で、議案や動議について、提出者・発議者などに口頭で説明を求めることをいいます。
対して「質問」は、幅広く疑問点を問う意味で、日常会話で使われます。
国会での「質疑」は、趣意書の提出を経た事前の手続きを必要とするものをいい、「質問」は、その必要のないものをいいます。
「質疑」と「疑問」の違いは?
「疑問」とは、
①うたがい問うこと。
②本当かどうか、正しいかどうか、疑わしいこと。また、その事柄。
という意味です。
「質疑」は、「疑問」である点を問いただすことをいいます。
しかし「疑問」は疑って問うこと、疑わしいことをいうので、問いただすことをいう「質疑」とは使い方が違います。