【二字熟語】
師走
【読み方】
しわす
【意味】
陰暦12月の異称。極月 (ごくげつ) 。臘月 (ろうげつ) 。太陽暦にもいう。
【語源・由来】
この月になると、家々で師(僧)を迎えて読経などの仏事を行うため、「師馳(しは)せ月」といったのを誤ったものだとか、四時の果てる月だから「しはつ(四極)月」といったのが「つ」と「す」の音通(おんつう)によって「しはす」となったのだとかの説が伝わる。このことばのもつ語感が、年の暮の人事往来の慌ただしさと一致するためか、陰暦12月の異称としても親しまれ、習慣的に用いられている。
師走(しわす)の使い方
師走だというのに、今日は暖かいね。
暖かいと嬉しいけれども、温暖化の影響だと思うと不安になるわよね。
来週にはまた寒さが戻るらしいよ。
暖かくなった後の寒い日って辛いのよね。
師走(しわす)の例文
- 師走は何かとあわただしい。
- 師走の街の風景がニュースで流れていた。
- 師走に入り、何となく気忙しい。
- 師走の冷たい風が吹いている。
- 師走に入って間もなく、ともこちゃんから手紙が来た。
「師走の候」とは?
「師走」は「師走の候」という表現で使われることがあります。
「師走の候」とは、手紙などの「時候のあいさつ」で使われる表現です。
「時候のあいさつ」は「〇〇の候」という漢語調と、語りかける口語調の二種類あります。
また、12月全般で使うことができる表現、上旬・中旬・下旬と時期に応じて使う表現があります。
「師走の候」の「師走」は陰暦の12月のことなので、12月全般に使うことができる表現ですが、一般的に12月中旬頃までをいいます。