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「昇華」の意味と使い方や例文!「気持ちを昇華する」とは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
昇華

【読み方】
しょうか

【意味】
①固体が、液体を経ないで直接気体になること。また、気体が直接固体になること。樟脳 (しょうのう) ・ナフタリン・ドライアイスなどでみられる。
②物事が一段上の状態に高められること。
③精神分析の用語。性的エネルギーが、性目的とは異なる学問・芸術・宗教などの活動に置換されること。

【語源・由来】
華やかに昇る意から、草に花が咲いたように、価値が高められた状態になること。

【類義語】
蒸発、揮発

【対義語】
凝華、凝固

昇華(しょうか)の使い方

健太
ドライアイスは昇華熱を発しながら気体になるんだよね。
ともこ
液体を経ずに二酸化炭素になるんだから不思議よね。
健太
他にも常温で気化する物質があるのかな。
ともこ
樟脳やナフタレンが有名よ。化学っておもしろいわよね。

昇華(しょうか)の例文

  1. 古典的な美に昇華される。
  2. 工芸を芸術に昇華させた。
  3. 死後、昇華して英霊となった。
  4. 悲しみや苦しみが昇華した。
  5. 憎しみを昇華する術があれば、犯罪は減るだろう。

「気持ちを昇華する」とは?

昇華」を用いた語に「気持ちを昇華する」があります。

気持ちを昇華する」は、不満、怨恨、劣情などの気持ちを他の価値のある社会的に認められた行為に向けることで解決を図ることをいいます。

【例文】

  1. 気持ちを昇華するために物語を書き始めた。
  2. 仕事に精を出すことで気持ちを昇華した。