【二字熟語】
側近
【読み方】
そっきん
【意味】
権力者や貴人のそば近く仕えること。また、その人。
【語源・由来】
「側」は「そば。かたわら。」
「近」は「ある場所にちかい。ちかづく。ちかい所。」
【類義語】
側仕え、侍従
側近(そっきん)の使い方
側近に採用されるにはどうすればいいかな。
とにかくごますりね。
実績をあげることよりもごますり?
ごますりの次に実績も重要ね。
側近(そっきん)の例文
- 彼は、首相の側近中の側近で、次期首相と囁かれている。
- 役員を社長の側近で固めた。
- 社長の思い付きが、側近たちの頭を悩ませていた。
- 弟が後を継ぐことに、現社長の側近は納得していない。
- 皇帝の側近として永遠に追従していた。
「側近」と「右腕」「懐刀」「腹心」の違いは?
「側近」に似ている語に「右腕(みぎうで)」「懐刀(ふところがたな)」「腹心(ふくしん)」があります。
「側近」と「右腕」の違いは?
「右腕」は、
①右のうで。みぎうで。
②一番信頼する有力な部下。
という意味です。
「側近」は、権力者や貴人のそば近く仕える人をいいます。
「側近」も「右腕」も、信頼できる部下のことをいいます。
しかし「右腕」には、「側近」のような権力者や貴人という意味がない点が違います。
「側近」と「懐刀」の違いは?
「懐刀」は、
①懐中に所持する護身用の小さい刀。懐剣 (かいけん) 。
②腹心の部下。
という意味です。
「側近」も「懐刀」も、信頼のおける部下という意味は同じです。
しかし「懐刀」には、秘密を打ち明けられる部下という意味が含まれる点が「側近」とは違います。
また、「懐刀」には、「側近」のような権力者や貴人という意味がない点も違います。
「側近」と「腹心」の違いは?
「腹心」は、
①腹と胸。また、転じて心の奥底。
② どんなことでも打ち明けて相談できること。また、その人。
という意味です。
「側近」も「腹心」も、信頼のおけるという意味は同じです。
しかし「腹心」には、秘密を打ち明けられるという意味が含まれる点や、部下という意味がない点が「側近」とは違います。
また、「腹心」には、「側近」のような権力者や貴人という意味がない点も違います。