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「咀嚼」の意味と使い方や例文!「咀嚼して理解する」とは?(類義語)

【二字熟語】
咀嚼

【読み方】
そしゃく

【意味】
①かみくだくこと。かみくだいて味わうこと。
②物事や文章などの意味をよく考えて味わうこと。

【語源・由来】
「咀」も「嚼」も「かむ。かみくだく。」という意味。

【類義語】
噛み砕く、反芻する、消化する

「咀嚼して理解する」とは?

咀嚼」を用いた語に「咀嚼して理解する」がありますが、これは重文の可能性があります。「咀嚼」に「よく考えて理解すること」という意味が含まれるためです。

「原文を咀嚼する。(原文をよく考えて理解する)」「学んだ知識を咀嚼する。(学んだ知識をよく考えて理解する)」というように使います。

また、「咀嚼して伝える」という表現もよく見かけますが、「自分の中で理解して相手に伝える」という意味なので重文でも誤用ではありません。

咀嚼(そしゃく)の使い方

健太
作家は、未経験のことでも作品に仕上げることができるんだから天才だよね。
ともこ
書きたい対象を取材して、咀嚼して完全に作者のものにするんでしょうね。
健太
理解力があって想像力が豊かなんだよね。
ともこ
作家ってすごいわよね。

咀嚼(そしゃく)の例文

  1. ともこちゃんの言葉を咀嚼して、何と返事をすべきか考えた。
  2. この論文を咀嚼するにはかなりの労力を要する。
  3. 健太くんの話を咀嚼しようと努力する。
  4. 小説を咀嚼しながら精読した。
  5. 英文を咀嚼して翻訳する。