【二字熟語】
草案
【読み方】
そうあん
【意味】
①上奏のしたがき。
②上奏文をのせる机。
【語源・由来】
「草」は「そまつな」「あらい」
「案」は「下書き」
このことから、「草案」は上奏のしたがきという意味。
【類義語】
下書き、文案、起稿、草稿、たたき台、試案
【対義語】
成案、修正案
草案(そうあん)の使い方
長い間連載していた小説がとうとう完結したそうよ。
僕はもう読んだよ。草案では主人公が死ぬはずだったんだけど、編集者からの反対でやめたらしいよ。
まだ読んでいないんだから、それ以上言わないで。
ごめん。ごめん。
草案(そうあん)の例文
- 事業計画書の草案を作る。
- GHQは憲法の草案を却下した。
- 首相の演説の草案を書くよう指示を受けた。
- 終活のために遺書の草案を書いた。
- 最終草案からその文言が削除された。
「草案」と「素案」の違いは?
「草案」に似た意味の言葉で「素案」があります。
両語の違いを見ていきましょう。
「素案」の意味は「練り上げてまとまった案にする前の大もとになる案」
「草案」の意味は「上奏のしたがき」
このことから「素案(大まかな案)」→「草案(したがき)」の順番であることが分かります。
「素案」をより詳しくまとめ文章化したものが「草案」と言えます。