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「草案」の意味と使い方や例文!「素案」との違いは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
草案

【読み方】
そうあん

【意味】
①上奏のしたがき。
②上奏文をのせる机。

【語源・由来】
「草」は「そまつな」「あらい」
「案」は「下書き」

このことから、「草案」は上奏のしたがきという意味。

【類義語】
下書き、文案、起稿、草稿、たたき台、試案

【対義語】
成案、修正案

草案(そうあん)の使い方

ともこ
長い間連載していた小説がとうとう完結したそうよ。
健太
僕はもう読んだよ。草案では主人公が死ぬはずだったんだけど、編集者からの反対でやめたらしいよ。
ともこ
まだ読んでいないんだから、それ以上言わないで。
健太
ごめん。ごめん。

草案(そうあん)の例文

  1. 事業計画書の草案を作る。
  2. GHQは憲法の草案を却下した。
  3. 首相の演説の草案を書くよう指示を受けた。
  4. 終活のために遺書の草案を書いた。
  5. 最終草案からその文言が削除された。

「草案」と「素案」の違いは?

草案」に似た意味の言葉で「素案」があります。

両語の違いを見ていきましょう。

素案」の意味は「練り上げてまとまった案にする前の大もとになる案」
草案」の意味は「上奏のしたがき」

このことから「素案(大まかな案)」→「草案(したがき)」の順番であることが分かります。

素案」をより詳しくまとめ文章化したものが「草案と言えます。

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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)



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