【二字熟語】
多弁
「多辯」とも書く。
【読み方】
たべん
【意味】
よくしゃべること。言葉数の多いこと。また、そのさま。饒舌 (じょうぜつ) 。
【語源・由来】
「多」は「数や量がおおい。」
「弁」は「理屈を立てた議論。また、しゃべること。ものの言いぶり。」
【類義語】
饒舌、能弁、お喋り、達弁、多言、冗舌
【対義語】
悪口、寡黙
多弁(たべん)の使い方
彼の多弁にいささか辟易しているよ。
一度口を開くと一時間は止まらないからね。
落語家になればいいのに。
落語家とかお笑い芸人がいいわよね。意外と政治家でもいいかもね。
多弁(たべん)の例文
- 所謂さつきの鯉の吹流しの、愛すべき多弁家に過ぎないのではないかと思はれる。(太宰治、お伽草子)
- 落ち込んでいる時のともこちゃんは、いつもより多弁でハイテンションになる。
- この問題については多弁を費やす必要はない。
- 彼はあまり多弁ではないが、発する一言に重みがある。
- 父は、普段は寡黙だが、酒が入ると多弁になる。
「多弁」と「饒舌」の違いは?
「多弁」に似ている語に「饒舌(じょうぜつ)」があります。
「饒舌」とは、「やたらにしゃべること。また、そのさま。おしゃべり。多弁。」という意味です。
「多弁」も「饒舌」も、口数の多いことをいい、ほぼ同じ意味です。