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「大器」の意味と使い方や例文!「大器晩成」とは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
大器

【読み方】
たいき

【意味】
①大きな入れ物。
②人並みはずれてすぐれた才能・器量。また、それのそなわった人物。大人物。

【語源・由来】
大きな器の意。

【類義語】
大人物

【対義語】
小器

大器(たいき)の使い方

健太
ともこちゃん。書類のホチキス止めをしているの?
ともこ
先生に頼まれたの。
健太
まさに大器小用だね。ともこちゃんには、もっと大きい仕事の方がふさわしいのに。
ともこ
仕事に大きいも小さいも無いわよ。

大器(たいき)の例文

  1. 未完の大器と言われて十年、ようやく金メダルを手に入れた。
  2. 大器晩成型の作家で、売れ始めたのは40歳になってからだ。
  3. 健太くんは、これからが楽しみな大器だ。
  4. ともこちゃんは、未完の大器と期待されている。
  5. 健太くんは、今はこんな感じだが、大器晩成ともいうから将来は化けるかもしれない。

「大器晩成」とは?

大器」を用いた四字熟語に「大器晩成(たいきばんせい)」があります。

大器晩成」は、大きな器が早く出来上がらないように、大人物は世に出るまでに時間がかかるという意味です。

出典は、「老子」第四一章からです。
鐘や鼎のような大きな器はそう簡単には完成しないことからいいます。

【例文】
大器晩成ということもあるから、健太くんの将来に期待して、今は静かに見守ろう。
・ともこちゃんは、きっと大器晩成型の人間なんだ。

【類義語】
・大きい薬缶は沸きが遅い

【対義語】
・栴檀は双葉より芳し