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「達見」の意味と使い方や例文!「達観」との違いは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
達見

【読み方】
たっけん

【意味】
広く物事に通じた見識。すぐれた意見。達識。

【語源・由来】
「達」は「すぐれる。物事によく通じる。」
「見」は「みるところ。物のみかた。考え。立場。」

【類義語】
悟り、開眼

【対義語】
盲目、節穴、近視眼的

達見(たっけん)の使い方

健太
ともこちゃんは達見を持っているから学者になればいいと思うよ。
ともこ
いやよ。
健太
他になりたいものがあるの?
ともこ
こんなにかわいい顔を持って生まれたんだからアイドルになりたいのよ。

達見(たっけん)の例文

  1. 会社の事業について達見を述べる。
  2. ともこちゃんは達見を持っている。
  3. 先生の達見は敬服に値する。
  4. 健太くんはすぐれた洞察力と達見で未解決事件を多く解決に導いた。
  5. 達見の士である健太くんのアイディアは、感心させられるものばかりだ。

「達見」と「達観」の違いは?

達見」に似ている語に「達観(たっかん)」があります。

達観」は
①広く大きな見通しをもっていること。遠い将来の情勢を見通すこと。(例:時勢を達観する。)
②目先のことや細かなことに迷わされず、真理・道理を悟ること。俗事を超越し、さとりの境地で物事にのぞむこと。(例:人生を達観する。)

という意味です。

達見」と「達観」は、「」の字が同じですが、「達見」は広い見識をいう語であるのに対して、「達観」は広く大きな見通しをいう点が違います。