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「手綱」の意味と使い方や例文!「手綱を握る」とは?(類義語)

【二字熟語】
手綱

【読み方】
たづな

【意味】
①馬具の一。轡 (くつわ) の左右に結びつけ、人が手に取って馬を操る綱。
②人を動かし、また物事を処理する手加減。
③「手綱染め」の略。
④ 烏帽子 (えぼし) の上に締める鉢巻き。
⑤ふんどし。まわし。室町時代から江戸時代の初めにかけて用いた語。

【語源・由来】
手に持って操作する綱の意。

【類義語】
鼻緒、荒縄、こより、しめ縄

手綱(たづな)の使い方

ともこ
先生は文化祭の打ち上げに参加するの?
健太
先生は、奥さんに手綱を握られているから、早く帰宅しないといけないんだって。
ともこ
結婚って大変ね。
健太
僕は一生独身でいいや。

手綱(たづな)の例文

  1. 監督が活を入れて、選手の手綱を締める。
  2. 手綱を緩めて、部下をリラックスさせることも大事だ。
  3. だらけてきたようだから、少し手綱を締めてかかろう。
  4. あまり手綱を引き締め過ぎると、子供たちがいじけてしまう。
  5. 王様の手綱がきかなくなり、国が乱れ始めた。

「手綱を握る」とは?

手綱」を用いた表現の一つに「手綱を握る(たづなをにぎる)」があります。

手綱を握る」とは、コントロールする、言うことを聞かせるという意味です。

【例文】

  1. 大久保利通は、官僚たちの手綱を握る立場である自分が、実際の欧米諸国を知らないままではだめだと考え、海外に渡った。
  2. あのチームの手綱を握ることができるのは彼しかいない。