【二字熟語】
達人
【読み方】
たつじん
【意味】
①技芸・学問の奥義に達している人。達者。
②深く物事の道理に通じた人。
【語源・由来】
「達」は「物事によく通じる。じょうずにこなす。」
技芸・学問の奥義に達している人の意。
【類義語】
名人、名手、妙手
【対義語】
凡人
達人(たつじん)の使い方
ともこちゃんは、掘出物を見つける達人だね。
良いものは輝きが違うのよ。
僕にはすべて同じに見えるよ。
健太くんも達人の域になれば分かるわよ。
達人(たつじん)の例文
- 彼は剣の達人です。
- 健太くんは、太鼓の達人というゲームが好きだ。
- ともこちゃんは英語の達人だ。
- 散歩の達人と一緒に町内を歩いて回ると、新しい発見がある。
- 健太くんは空手の達人だとして有名です。
「達人」と「名人」の違いは?
「達人」に似ている語に「名人」があります。
「名人」は、
①技芸にすぐれている人。また、その分野で評判の高い人。
②江戸時代、囲碁・将棋で九段の技量を持つ最高位者に与えられた称。現在は、それぞれタイトルの名称。名人戦の勝者がタイトルを手にする。
という意味です。
「達人」も「名人」も、すぐれた腕前の人という意味です。
しかし「名人」は、いろいろな分野で特にすぐれた人をいいます。
対して、「達人」は、主に、武芸などに熟達した、すばらしい腕前の人をいう点や深く物事の道理に通じた人という意味で使う点が違います。
「名人」は、勝ち進んでその分野でトップに立った人、「達人」は、自分の精進で奥義に達した人というニュアンスです。