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「締結」の意味と使い方や例文!「締約」「契約」との違いは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
締結

【読み方】
ていけつ

【意味】
条約・協定・契約などを結ぶこと。

【語源・由来】
「締」は、「締めくくって一つにまとめる。約束などを結ぶ。」
「結」は、「結ぶ。」

【類義語】
成約、契約、約束

【対義語】
破棄

締結(ていけつ)の使い方

ともこ
書類に一つでも不備があったら締結できないんだからね。
健太
それは大変だ。
ともこ
しっかり見直してね。
健太
契約破棄されないように、無事締結されますように。

締結(ていけつ)の例文

  1. 通商協定を締結する。
  2. 武力をもって、条約の締結を迫られた。
  3. 三国間で条約を締結する。
  4. 両社はコンテンツ契約を締結することにしました。
  5. 新安保条約の締結前には激しい反対運動が展開されました。

「締結」と「締約」「契約」の違いは?

締結」に似ている語に「締約(ていやく)」「契約(けいやく)」があります。

「締結」と「締約」の違い

締約」は、条約や契約を結ぶこと。また、その条約や契約。

という意味です。

締結」も「締約」も同じ意味として使われることが多いです。

「締結」と「契約」の違い

契約」は、

1 二人以上の当事者の意思表示の合致によって成立する法律行為。売買・交換・贈与・貸借・雇用・請負・委任・寄託など。
2 約束を取り交わすこと。また、その約束。
3 ユダヤ教・キリスト教に特徴的な思想で、救いの恩恵に関して神と人間との間で交わされた約束。モーセを仲介者としてイスラエル民族に与えられたものを旧約、キリストの十字架上の犠牲を通じてなされたものを新約という。

という意味です。

締結」は、契約や条約、協定について両者が合意したことをいいます。

対して「契約」は、両者の合意のもと実現する約束のことをいいます。

つまり、「契約」を結ぶことを「締結」といいます。(契約締結