【二字熟語】
体裁
【読み方】
ていさい
【意味】
①外から見た感じ・ようす。外見。外観。
②世間の人の目にうつる自分のかっこう。世間体。みえ。
③それらしい形式。
④相手を喜ばせるような振る舞いや口先だけの言葉。
【語源・由来】
「体」は「見かけのようす。」
「裁」は「外見。」
【類義語】
世間体、体面、外聞
【対義語】
実質、中身
体裁(ていさい)の使い方
健太くんはひどく体裁を気にするわね。
僕の家が、有名な料亭だから、あの料亭の息子という目で見られるからね。
老舗に生まれると大変なのね。
背負わなければいけないものが大きいと大変なんだよ。
体裁(ていさい)の例文
- 健太くんは、格好つけて体裁振った言い方をする。
- 彼の言うことを真に受けて喜ぶんじゃない、お体裁を言っているだけだよ。
- 体裁上にこやかに振る舞っているだけで、本当ははらわたが煮えくり返っている。
- ともこちゃんが作ったクッキーでも、体裁の良い箱に入れればそれらしく見える。
- お下がりの洋服が大きすぎて体裁が悪いな。
「体裁を整える」とは?
「体裁」を用いた表現の一つに「体裁を整える(ていさいをととのえる)」があります。
「体裁を整える」の「整える」は、乱れのないように形をきちんとするという意味です。
「体裁を整える」とは、外見がよく見えるようにきちんとする、内容は差し置いて外面を気にかける様子という意味です。
【例文】
- グラフの体裁を整えるために、項目などの送り仮名を省略する。
- 架空の企業の事務所だが、念のため事務所の体裁を整える。
- wordを使って文章の体裁を整える。