【二字熟語】
特定
【読み方】
とくてい
【意味】
特にそれと指定すること。また、特にそれと定まっていること。
【語源・由来】
「特」は「他と異なってそれ一つだけのさま。それだけ目立って著しいさま。」
「定」は「物事を決めて変えない。さだめる。さだまる。」
【類義語】
断定、限定
【対義語】
不特定、普遍
特定(とくてい)の使い方
インスタグラムに投稿した記事のせいで、僕の家が特定されてしまったよ。
健太くんは行動範囲が狭いから、すぐに特定できるわよね。
今日は試験だとか、運動会だとかいう投稿もあげていたから、行事で学校も特定されてしまったよ。
特定されたくないなら、投稿は細心の注意を払うべきよ。
特定(とくてい)の例文
- 防犯カメラの映像や乗車履歴から、容疑者を特定した。
- DNA検査で、この血痕がだれのものか特定した。
- 一つの仕事を長く続けていると、その分野における特定のスキルは磨かれていくが、それ以外のスキルは向上できない。
- テレワーク高血圧という、特定の場所や時間など、医療機関以外の場所で高血圧となるケースが増えています。
- 電動キックボードは、特定エリア以外は、ヘルメットの着用義務がある。
「個人が特定される」とは?
「特定」を用いた表現の一つに「個人が特定される(こじんがとくていされる)」があります。
「個人が特定される」の個人とは、「所属する団体や地位などとは無関係な立場に立った人間としての一人。私人。」という意味です。
「個人が特定される」とは、特定の個人を識別することをいいます。
匿名のつもりが、SNSに映り込んだ場所や景色などをもとに、氏名、住所、出身校などの個人情報が見知らぬ第三者に露顕することをいいます。
【例文】
- ともこちゃんは、個人が特定されることを恐れSNSは一切やらない。
- 個人が特定されるのを避けるために、この記事の取材対象はすべて仮名です。
- メールアドレスや電話番号など、個人が特定されるデータの管理は厳重にしている。