【二字熟語】
通読
【読み方】
つうどく
【意味】
始めから終わりまで読み通すこと。また、ひととおり目を通すこと。
【語源・由来】
「通」は「ある範囲の全部に及ぶ。」
「読」は「文や本をよむ。」
【類義語】
一読
【対義語】
熟読
通読(つうどく)の使い方
健太くん。漫画の原稿を編集部に持ち込んだんですって?
そうなんだ。編集さんが通読してくれたんだよ。
どうだった?
丁寧に直すべき箇所を教えてくれたよ。勇気を振り絞って、原稿を持っていって良かったよ。
通読(つうどく)の例文
- 台本を通読してから、精読し暗記する。
- あとがきを読んで、おもしろそうなら通読する。
- 源氏物語を全巻通読して見たが、精読する気にはならなかった。
- 普段は拾い読みが多いのだが、この本は通読してみることにした。
- 私は多忙な身だから、ほかの人の作を一々通読する暇がない。(夏目漱石、文壇の趨勢)
「通読」と「精読」の違いは?
「通読」に似ている語に「精読(せいどく)」があります。
「精読」とは、「細かいところまで、ていねいに読むこと。熟読。」という意味です。
「通読」は、ざっと一通り読むことをいいます。
対して「精読」は、しっかり丁寧に読むことを言う点が違います。