【二字熟語】
幽寂
【読み方】
ゆうじゃく
【意味】
奥深くひっそりと静かなこと。また、そのさま。
【語源・由来】
「幽」は「世間から離れてひっそりしている。」
「寂」は「さびしい。さびれる。しずか。ひっそりしている。」
【類義語】
(幽寂閑雅の類義語)静寂閑雅、物のあわれ、幽趣佳境、枯淡の趣、侘び寂び
幽寂(ゆうじゃく)の使い方
これは、幽寂な趣の庭園だね。
しかも広い。
これが個人の物だったなんてすごいよね。
昔のお金持ちって尋常じゃないわよね。
幽寂(ゆうじゃく)の例文
- 雨だれほど幽寂なものはない。
- 幽寂な雰囲気の森だ。
- 幽寂なたたずまいの茶室です。
- 鹿威しの音だけがこだまし、幽寂を感じる。
- 月あかりを眺め、幽寂の感を楽しむ。
「幽寂閑雅」とは?
「幽寂」を用いた表現に「幽寂閑雅(ゆうじゃくかんが、ゆうせきかんが)」があります。
「幽寂閑雅」の「閑雅」は、
①しとやかで優雅なこと。また、そのさま。
②景色などがもの静かで趣深いさま。
という意味です。
「幽寂閑雅」とは、もの静かで優雅な趣のあることをいいます。
「閑雅」とは、みやびやかな趣のあること。「閑」は、静か。
【例文】
・掃き清めた庭で幽寂閑雅の気分に浸る。
【類義語】
・幽趣佳境(ゆうしゅかきょう)
・静寂閑雅(せいじゃくかんが)