【二字熟語】
悠揚
【読み方】
ゆうよう
【意味】
①ゆるやかにあがるさま。
②ゆったりしてこせつかないさま。落ち着いているさま。
【語源・由来】
「悠」は「気分がゆったりしているさま。」
「揚」は「高く上がる。上げる。」
【類義語】
悠悠、悠然、従容
悠揚(ゆうよう)の使い方
容疑者が連行される映像をニュースで見たけど悠揚としていたね。
無実である自信があるのか、警察を小馬鹿にしているのかどちらでしょうね。
顔を隠そうともしなかったんだよ。
検察がどんな判断を下すのか楽しみね。
悠揚(ゆうよう)の例文
- 悠揚に笑みを返す姿に余裕を感じる。
- 耳元に吹き寄せて来るのはまたしても横笛で、まことに悠揚たるものであった。(魯迅、阿Q正伝)
- 今の東京にいる者に悠揚な絵ができるものか。もっとも絵にもかぎるまいけれども。(夏目漱石、三四郎)
- まだ20代前半とは思えない悠揚迫らぬ態度だった。
- どんな偉い人を前にしても、彼女は悠揚たる態度を崩さない。
「悠揚迫らぬ」とは?
「悠揚」を用いた表現の一つに「悠揚迫らぬ(ゆうようせまらぬ)」があります。
「悠揚迫らぬ」とは、ゆったりとして落ち着いている様子をいいます。
【例文】
- 遅刻しそうで皆駆け足になる中、健太くんだけは悠揚迫らぬさまで歩いていた。
- 緊張など微塵も感じさせない悠揚迫らぬ見事な点前だった。
- 彼は悠揚迫らぬ落ち着いた口調で語った。