【二字熟語】
讒言
【読み方】
ざんげん
【意味】
人をおとしいれるため、事実を曲げ、いつわって(目上の人に)その人を悪く言うこと。また、その言葉。讒口。讒説。
【語源・由来】
「讒」は「そしる。かげ口を言って人を陥れる。また、そしり。告げ口。」
「言」は「いう。話す。述べる。」
【類義語】
讒口、讒説
讒言(ざんげん)の使い方
健太くん。なんで空手部をやめたの?
根も葉もない讒言のせいで、僕一人が罪をかぶることになってしまったよ。
それはひどいわね。証拠を集めて健太くんの無実を晴らしましょう。
僕のために動いてくれるのはともこちゃんだけだよ。
讒言(ざんげん)の例文
- 同僚に讒言されて職場に居づらくなった。
- 彼は能力があったが、讒言されて失脚してしまった。
- 家康は道好の直親への讒言を咎め処刑した。
- 讒言されて彼は幽閉されることになってしまった。
- 讒言を信じて父は僕を追放したが、追放されたことよりも僕を信じてくれなかったことの方がつらい。
「讒言」と「諫言」の違いは?
「讒言」に似ている語に「諫言(かんげん)」があります。
「諫言」とは、「目上の人の非をいさめること。また、その言葉。」という意味です。
「讒言」も「諫言」も、目上の人に対する言葉です。
しかし「讒言」は、人をおとしいれるため、事実を曲げ、いつわって、目上の人にその人を悪く言うことをいいます。
対して「諫言」は、目上の人の非をいさめる言葉なので、似ていますが意味が違います。