【二字熟語】
雑多
【読み方】
ざった
【意味】
種々のものごとがごたごたと入り交じっていること。
【語源・由来】
「雑」は「まじる。まざる。入り乱れる。」
「多」は「おおい。たくさん。」
【類義語】
ごちゃごちゃ 雑然
【対義語】
斉一
雑多(ざった)の使い方
健太くん。種々雑多な本があるのね。
偏らず種々雑多なジャンルの本を読むようにしているんだ。
種々雑多すぎて、どこに何の本があるか分からないわ。分類わけしましょう。
分類わけするなんて図書館みたいだね。読みたい本を見つけるとき楽になりそうだ。
雑多(ざった)の例文
- 雑多なものはまとめて押し入れにしまってある。
- こうして民族的な雑多な系統は消滅したが、それは別の形で残ったものもある。(坂口安吾、安吾の新日本地理)
- 子供は、図鑑で雑多な知識を吸収して語彙を増やしていく。
- 床の上に物が積み重なっていると雑多な印象を与える。
- 駅前はいろんな店があり雑多な空間だった。
「種々雑多」とは?
「雑多」を用いた表現の一つに「種々雑多(しゅじゅざった・しゅしゅざった)」があります。
「種々雑多」とは、いろいろまじっていることという意味です。
【類義語】
・千違万別(せんいまんべつ)
・千差万別(せんさまんべつ)
・千姿万態(せんしばんたい)
・千状万態(せんじょうばんたい)
・千態万状(せんたいばんじょう)
・千態万様(せんたいばんよう)
・千緒万端(せんちょばんたん)
・雑然紛然(ざつぜんふんぜん)
・参差錯落(しんしさくらく)
・紛擾雑駁(ふんじょうざっぱく)
・紛然雑然(ふんぜんざつぜん)
【例文】
- このフィルターが、種々雑多な異物を取り除いてくれる。
- 家の中には種々雑多な仕事がたくさんある。
- この国には種々雑多な人種が暮らしている。