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「拙文」の意味と使い方や例文!「拙文ではございますが」とは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
拙文

【読み方】
せつぶん

【意味】
へたな文章。また、自分の書いた文章をへりくだっていう語。

【語源・由来】
「拙」は「つたない。まずいこと。」
「文」は「ことばをつづったもの。」

【類義語】
悪文、乱文

【対義語】
能文

拙文(せつぶん)の使い方

健太
拙文だけど読んでくれる?
ともこ
良いわよ。先生に提出するの?
健太
そうなんだ。その前にともこちゃんに添削してもらいたいんだ。
ともこ
ふむふむ。これなら合格点がもらえると思うわよ。

拙文(せつぶん)の例文

  1. 悪文、拙文の学者が多い中で、彼は能文だ。
  2. 百回を重ねて皆さんとお別れすることになったが、拙文を愛読していただいたことは感謝にたえない次第です。(坂口安吾、明日は天気になれ)
  3. 筆者の拙文にお付き合いいただきありがとうございました。
  4. 拙文が大学の入試問題になったこと、大変光栄に思いました。
  5. これは15年前に書いた拙文ですが、この時と意見は少しも変わっていない。

「拙文ではございますが」とは?

拙文」を用いた表現の一つに「拙文ではございますが」があります。

拙文ではございますが」とは、「拙文ではございますが、この件について書かせて頂きました」のように、つたない文章で恐縮ですがという意味で使われます。

【例文】

  1. 拙文ではございますが、参加者を代表して体験記を書かせていただきました。
  2. 拙文ではございますが、お付き合いいただければ幸いです