【故事成語】
沐猴にして冠す
【読み方】
もっこうにしてかんす
【意味】
「沐猴」は猿のこと。猿が冠をかぶったように、地位や外見だけは立派でも、それにふさわしい実質や品格がないことをあざけっていう。
【語源・由来】
『史記』「項羽本紀」の故事による。項羽が関中を離れて故郷の楚へ帰ろうとした際、その振る舞いを批判した人物が「楚人は沐猴にして冠するのみ」と評したことから。
【出典】
『史記』「項羽本紀」の「人言う、楚人は沐猴にして冠するのみと」に基づく。
【英語訳】
to be an incompetent leader (like a monkey wearing a crown)
No fine clothes can hide the clown.
「沐猴にして冠す」の使い方

昨日、親戚の結婚式があったんだけどね。なかなかに大変だったんだ。

えっ?結婚式なのに、良いお話じゃないの?

うん。新郎の先祖が武家の出身なんだけど、新婦に対して「商家の娘が何を着ても、沐猴にして冠すだわ」って侮辱したんだ。

あらあら、時代錯誤な話ね。まだ士農工商の意識が残っているなんてびっくりだわ。
「沐猴にして冠す」の例文
- 肩書だけを得ても実力や見識が伴わなければ、沐猴にして冠すと批判されかねない。
- 肩書だけは立派でも実力が伴わない人物を、古い表現で沐猴にして冠すと評することがある。
- 外見だけを飾っても中身が伴わないとして、沐猴にして冠すという古い表現で皮肉られた。
- 地位だけを得て中身が伴わないと批判され、沐猴にして冠すという言葉まで引かれた。
- 役職にふさわしい見識がないことを皮肉って、彼を沐猴にして冠すと評する人もいた。



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