ことわざ一覧(五十音順)はこちら!

ことわざ一覧(五十音順)

ことわざ一覧

当サイトに掲載していることわざを、五十音順に掲載しました。

慣用句は、「慣用句五十音順」をお使いください。

初めてことわざを学ぶ方は、「有名なことわざ100選」をご覧ください。

ことわざを意味から確認したい場合は、「ことわざ検索(ことわざ集)」をご確認ください。

【スポンサーリンク】

目次

ことわざ一覧を50音別に検索

【スポンサーリンク】

あ行のことわざ

【あ】からはじまることわざ

ああ言えばこう言う 愛出ずる者は愛返り、福往く者は福来たる
愛多き者は即ち法立たず 愛多ければ憎しみ至る
愛、屋烏に及ぶ 匕首に鍔を打ったよう
挨拶は時の氏神 愛して而も其悪を知り、憎みて而も其善を知る
愛想尽かしは金から起きる 愛想も小想も尽き果てる
相対の事はこちゃ知らぬ 開いた口が塞がらない
開いた口へ牡丹餅 愛立てないは祖母育ち
相手変われど主変わらず 相手のさする功名
相手のない喧嘩はできぬ 相手見てからの喧嘩声
愛は小出しにせよ 愛は憎しみの始めなり
相惚れ自惚れ片惚れ岡惚れ 逢い戻りは鴨の味
会うは別れの始め 合うも不思議、合わぬも不思議
敢えて後れたるに非ず、馬進まざればなり 敢えて主とならずして客となる
敢えて天下の先とならず 逢えば五厘の損がいく
仰いで天に愧じず 青柿が熟柿弔う
青田から飯になるまで水加減 青田と赤子はほめられぬ
青菜に塩 青菜は男に見せな
青海苔の答礼に太太神楽を打つ 青は藍より出でて藍より青し
青葉は目の薬 青表紙を叩いた者にはかなわぬ
煽りを食う 赤い信女が子を孕む
赤犬が狐を追う 足掻きが取れない
明き所には王法あり、暗き方には神明あり 赤子のうちは七国七里の者に似る
赤子の手を捻る 赤子は泣き泣き育つ
赤子を裸にしたよう 暁知らずの宵枕
上がって三代、下がって三代 垢で死んだ者はない
飽かぬは君の御諚 垢も身の内
明るけりゃ月夜だと思う 垢を洗って痕を求む
秋荒れ半作 秋風が立つ
秋魳は嫁に食わすな 秋高く馬肥ゆ
空き樽は音が高い 顎の雫、口に入らぬ
商い三年 商い上手の仕入れ下手
商いは牛の涎 商いは数でこなせ
商いは門門 商いは本にあり
秋茄子は嫁に食わすな 秋の雨が降れば猫の顔が三尺になる
秋の稲妻は千石増す 秋の入り日と年寄りは、だんだん落ち目が早くなる
秋の扇 秋の鹿は笛に寄る
秋の空は七度半変わる 秋の日と娘の子はくれぬようでくれる
秋の日は釣瓶落とし 秋の夕焼け鎌を研げ
秋葉山から火事 秋日和半作
空家で声嗄らす 空き家の雪隠でこえなし
諦めは心の養生 呆れが礼に来る
商人と屏風は曲がらねば立たぬ 商人に系図なし
商人の嘘は神もお許し 商人の子は算盤の音で目をさます
商人の空誓文 商人の空値
商人の元値 商人は木の葉も錦に飾る
商人は損していつか倉が建つ 商人は損と原価で暮らす
悪衣悪食を恥ずる者は、未だ与に議るに足らず 悪縁契り深し
灰汁が抜ける 悪言の玉は磨き難し
悪言は口より出ださず、苟語は耳に留めず 悪妻は百年の不作
悪事千里を行く 悪事千里を走る
悪事身に返る 悪獣もなおその類を思う
悪、小なるを以て之を為すこと勿れ 悪性の気よし
悪女の賢者ぶり 悪女の深情け
悪女は鏡を疎む 悪銭身につかず
悪に従うは崩るるが如し 悪に強ければ善にも強し
悪人あればこそ善人も顕れる 悪人には友多し
悪人の友を捨てて善人の敵を招け 悪人は善人の仇
悪人は、我が造りしものに捕らえらる 悪の裏は善
悪の易ぶるや火の原を燎くが如し 悪の報いは針の先
悪は一旦の事なり 欠伸を一緒にすれば三日従兄弟
悪法もまた法なり 胡坐で川
挙ぐることは鴻毛の如く、取ることは拾遺の如し 悪を長じて悛めずんば、従って自ら及ばん
悪を為すも刑に近づく無し 悪を見ること、農夫の努めて草を去るが如し
揚げ足を取る 上げ膳据え膳
開けて悔しき玉手箱 阿衡の佐
阿漕が浦に引く網 顎で背中を掻く
顎振り三年 朝雨に傘要らず
朝雨は女の腕まくり 朝雨博奕裸の基
浅い川も深く渡れ 朝謡は貧乏の相
朝起き千両夜起き百両 朝起きは三文の徳
朝顔の花一時 朝駆けの駄賃
朝雷に川渡りすな 麻殻に目鼻をつけたよう
朝神主夕坊主 朝ぎりは日中晴れ
朝曇りに驚く者は所帯持ちが悪い 朝曇りは晴れ、夕曇りは雨
朝曇り昼日照り 朝酒は門田を売っても飲め
朝、霜が降りないときは雨 浅瀬に仇波
朝題目に宵念仏 朝茶は七里帰っても飲め
明後日紺屋に今晩鍛冶屋 朝露が降りると晴れ
朝鳶が鳴けば隣七軒出でがならぬ 朝鳶に蓑を着よ、夕鳶に笠をぬげ
朝虹は雨、夕虹は晴れ 朝虹はその日の洪水
朝寝朝酒は貧乏のもと 朝寝好きの夜田打ち
朝寝八石の損 朝の果物は金
朝の来ない夜はない 麻の中の蓬
朝のぴっかり姑の笑い 朝の一時は晩の二時に当たる
朝腹に茶漬け 朝日が西から出る
朝比奈と首引き 朝風呂丹前長火鉢
浅みに鯉 薊の花も一盛り
朝飯前のお茶漬け 朝焼けは雨、夕焼けは晴れ
朝焼けはその日の洪水 朝油断の夕かがみ
麻を荷って金を捨てる 海驢の番
悪しき人に順って避けざれば、繋げる犬の柱を廻るが如し 足寒ければ心を傷る
朝に紅顔有りて夕べには白骨と為る 朝に其の事を忘るれば、夕べに其の功を失う
朝には富児の門を扣き、暮には肥馬の塵に随う 朝に道を聞かば、夕べに死すとも可なり
朝に夕べを謀らず 明日は明日の風が吹く
明日夕べに及ばず 足駄を履いて首ったけ
足駄を履く 味無い物の煮え太り
足の跡はつかぬが筆の跡は残る 足の裏の飯粒をこそげる
足下から鳥が立つ 足下の鳥は逃げる
足を重ねて立ち、目を仄てて見る 足を削りて履に適せしむ
足を知らずして靴を為る 足を万里の流れに濯う
明日ありと思う心の仇桜 飛鳥川の淵瀬
預かり物は半分の主 小豆の豆腐
明日食う塩辛に今日から水を飲む 明日知らぬ世
明日の事を言えば鬼が笑う 明日の百より今日の五十
明日はまだ手つかず 東男に京女
あずり貧乏人宝 汗出でて背を沾す
畦から行くも田から行くも同じ 遊びに師なし
あだし野の露、鳥辺野の煙 当たった者の、ふの悪さ
当たって砕けろ 寇に兵を藉し、盗に糧を齎す
徒花に実は生らぬ 頭押さえりゃ尻上がる
頭が動けば尾も動く 頭隠して尻隠さず
頭から火が付く 頭剃るより心を剃れ
頭でっかち尻つぼみ 頭の上の蠅を追え
頭の黒い鼠 頭の濡れぬ思案
頭禿げても浮気は止まぬ 仇も情けも我が身より出る
新しい畳でも叩けばごみが出る 新しい酒は新しい革袋に盛れ
当たらずと雖も遠からず 当たらぬ蜂には刺されぬ
当たる罰は薦着ても当たる 当たるも八卦、当たらぬも八卦
あちら立てればこちらが立たぬ 彼方を立てれば此方が立たず
遏雲の曲 悪貨は良貨を駆逐する
圧巻 熱けれども悪木の陰に憩わず
暑さ寒さも彼岸まで 暑さ忘れて陰忘る
あったら口に風邪ひかす 有って地獄、無くて極楽
有っても苦労、無くても苦労 熱火、子に払う
羹に懲りて膾を吹く 当て事は向こうから外れる
当て事と越中褌は向こうから外れる 後足で砂をかける
跡追う子に引かれる 後から剝げる正月言葉
後の雁が先になる 後の喧嘩先でする
後の祭り 後は野となれ山となれ
後腹が病める 後へも先へも行かぬ
迹を滅せんと欲して雪中を走る 穴があったら入りたい
穴蔵で雷聞く 侮る葛に倒さる
彼方を祝えば此方の怨み 穴の端を覗く
穴の狢を値段する 穴を掘って言い入る
姉女房は身代の薬 姉は菅笠、妹は日傘
あの声で蜥蜴食らうか時鳥 あの世千日、この世一日
訐きて以て直と為す者を悪む 痘痕も靨
家鴨の鴨の気位 危ない事は怪我のうち
危ない所に登らねば熟柿は食えぬ 危ない橋も一度は渡れ
危ない橋を渡る 虻蜂取らず
虻もたからず 虻も取らず蜂に刺される
油紙に水を注ぐよう 油紙へ火の付いたよう
脂に画き氷に鏤む 油を以て火を救う
油を以て油煙を落とす 阿呆の一徹
雨上がりの薬缶照り 甘い粉にむせる
甘い物に蟻がつく 雨垂れ石を穿つ
雨垂れは三途の川 雨夜の月
余り寒さに風を入る 余り茶に福あり
余り円きはまろび易し 阿弥陀も銭で光る
網、呑舟の魚を漏らす 網無くして淵にのぞむな
網にかかった魚 網にかかるは雑魚ばかり
網の目から手 網の目に風たまらず
網の目にさえ恋風がたまる 黄牛に腹突かれる
雨が降ろうが槍が降ろうが 雨、塊を破らず
飴で餅 飴と鞭
雨に濡れて露恐ろしからず 雨の降る日は天気が悪い
雨の夜にも星 雨は花の父母
雨晴れて笠を忘る 雨降って地固まる
雨を冒して韮を剪る 飴をしゃぶらせる
飴を舐らせて口をむしる 危うきこと朝露の如し
危うきこと累卵の如し 危うきを見て命を致す
怪しきを見て怪しまざれば、怪しみ却って破る 過ちては改むるに憚ること勿れ
過ちて改めざる是を過ちと謂う 過ちては則ち改むるに憚ること勿れ
過ちの功名 過ちは好む所にあり
過ちを文る 過ちを観て斯に仁を知る
過つは人の性、許すは神の心 荒馬の轡は前から
嵐の後には凪がくる 嵐の前の静けさ
新たに沐する者は必ず冠を弾く 蟻集まって樹を揺るがす
蟻が鯛なら芋虫ゃ鯨 有りそうで無いのが金、無さそうで有るのが借金
有りての厭い、亡くての偲び 蟻の穴から堤も崩れる
蟻の思いも天に届く 蟻の熊野参り
蟻の塔を組む如し 蟻の這い出る隙もない
蟻は蹴る能わず、針は呑む能わず 蟻も軍勢
歩く足には泥がつく 有る手からこぼれる
ある時はありがあり、ない時は梨もない 有る時は米の飯
有る時払いの催促無し 有るは厭なり、思うは成らず
有るは借銭、無いは金 淡きを食らい薄きを着る
合わせ物は離れ物 慌てる蟹は穴へ入れぬ
慌てる乞食は貰いが少ない 阿波に吹く風は讃岐にも吹く
合わぬ蓋あれば合う蓋あり 阿波の着倒れ、伊予の食い倒れ
粟一粒は汗一粒 鮟鱇の待ち食い
あんころ餅で尻を叩かれる 暗室を欺かず
晏子の御 暗礁に乗り上げる
鞍上人なく鞍下馬なし 案じるより念じろ
案ずるより産むが易し 安石出でずんば蒼生を如何せん
暗中的を射る 安に居て危を思う
暗夜の礫 闇を以て疵を見る

【い】からはじまることわざ

帷幄の臣 威あって猛からず
いい後は悪い 言い勝ち功名
異域の鬼となる 言いたいことは明日言え
意到りて筆随う 言うた損より言わぬ損が少ない
謂う勿れ、今日学ばずして来日有りと 言うは易く行うは難し
家売れば釘の価 家柄より芋茎
家其の所に足る者は、聖人に従わず 家に諫むる子あれば、其の家必ず正し
家に杖つく 家に無くてならぬものは上がり框と女房
家に鼠、国に盗人 家に弊帚有り、之を千金に享る
家の高いより床の高いがよい 家は弱かれ主は強かれ
家貧しくして親老ゆれば禄を択ばずして仕う 家貧しくして孝子顕る
家を移して妻を忘る 毬栗も内から割れる
鋳掛け屋の天秤棒 怒りには則ち理を思い、危うきには義を忘れず
怒りは逆徳なり、兵は凶器なり、争いは末節なり 怒りは敵と思え
怒りを遷さず 怒れる拳笑顔に当たらず
生き馬の目を抜く 勢いを以て交わる者は勢い傾けば即ち絶ゆ
行き掛けの駄賃 生きた空もない
生きての恨み死しての嘆き 憤りを発して食を忘る
生き二両に死に五両 息の香の臭きは主知らず
行きはよいよい帰りは怖い 生き身は死に身
戦を見て矢を矧ぐ 生簀の鯉
意見三両、堪忍五両 意見と餅はつくほど練れる
懿公鶴を好む 諍い果てての契り
いざ鎌倉 砂長じて巌となる
砂に黄金、泥に蓮 砂を集めて塔を積む
井渫えて食われず 石臼を箸に刺す
石が浮かんで木の葉が沈む 石が流れて木の葉が沈む
石蟹の穴へ海蟹は入らず 石車に乗っても口車に乗るな
石地蔵に蜂 石、玉をつつみて山輝く
石で手を詰める 石に裃
石に灸 石に口漱ぎ流れに枕す
石に錠 石に立つ矢
石に花咲く 石に布団は着せられず
石に枕し流れに漱ぐ 石に耳あり
石の上にも三年 石の物言う世の中
石橋を叩いて渡る 石部金吉鉄兜
医者が取るか坊主が取るか 医者寒からず儒者寒し
医者上手にかかり下手 医者知者福者
医者と味噌は古いほどよい 医者の薬も匙加減
医者の自脈効き目なし 医者の不養生
石破れ天驚く 衣食足りて礼節を知る
石を抱きて淵に入る 衣、新を経ずんば何に由りて故ならん
鶍の嘴の食い違い 居ずば出会え
出雲の神より恵比寿の紙 出ずる息の入るをも待つべからず
何れ菖蒲か杜若 伊勢へ七度、熊野へ三度
葦巣の悔い 居候置いて合わず居て合わず
居候三杯目にはそっと出し 居候の三杯目
急がば高火 急がば回れ
急ぎの文は静かに書け 磯際で船を破る
磯の鮑の片思い 痛い上の針
衣帯を解かず 板倉殿の冷え炬燵
板子一枚下は地獄 痛し痒し
鼬になり貂になり 鼬の最後っ屁
鼬の無き間の貂誇り 鼬の道切り
痛む上に塩を塗る 一悪を以て其の善を忘れず
一瓜実に二丸顔 一運二腰三拍子
一翳眼にあれば空華乱墜す 一淵には両鮫ならず
一押し二金三男 一髪、二化粧、三衣装
一芸は道に通ずる 一合取っても武士は武士
一言既に出ずれば駟馬も追い難し 一日敵を縦せば数世の患い
一日作さざれば一日食らわず 一日作さざれば百日食らわず
一日の長 一日再び晨なり難し
一時の懈怠は一生の懈怠 一字の師
一樹の陰一河の流れも他生の縁 一場の春夢
一善を廃すれば衆善衰う 一種二肥三作り
一度あることは二度ある 一と言うたら二と悟れ
一度死ねば二度死なぬ 一度はままよ二度はよし
一度焼けた山は二度は焼けぬ 一無かるべからず、二あるべからず
一難去ってまた一難 一に看病二に薬
市に帰するが如し 一日一字を学べば三百六十字
一日之を暴めて十日之を寒す 一日猿楽に鼻を欠く
一日の計は朝にあり 一に褒められ二に憎まれ三に惚れられ四に風邪引く
一に養生二に介抱 市に禍を買う
一人虚を伝うれば万人実を伝う 一人の斉語、衆楚のかまびすしきに耐えず
一人善く射れば百夫決拾す 一念岩をも通す
一念天に通ず 一年の計は元旦にあり
一農耕さざれば民或は之が為に飢う 一の裏は六
一馬の奔る、一毛の動かざるは無し 一番風呂は馬鹿が入る
一引き二才三学問 一姫二太郎
一富士二鷹三茄子 一枚の紙にも裏表
一目の網は以て鳥を得べからず 逸物の鷹も放さねば捕らず
一も取らず二も取らず 一文惜しみの百知らず
一文高の世の中 一葉落ちて天下の秋を知る
一葉目を蔽えば泰山を見ず 一利を興すは一害を除くに如かず
一輪咲いても花は花 一を聞いて十を知る
一を知りて二を知らず 一を以て万を知る
一家の富貴は千家の怨み 一家を機杼す
一饋に十度立つ 一簣の功
一挙手一投足 一簣を以て江河を障う
一薫一蕕十年なお臭あり 一鶏鳴けば万鶏歌う
一犬影に吠ゆれば百犬声に吠ゆ 一行失すれば百行共に傾く
一災おこれば二災おこる 一死一生乃ち交情を知る
一将功成りて万骨枯る 一生添うとは男の習い
一升徳利に二升は入らぬ 一升の餅に五升の取粉
一寸先は闇 一寸の光陰軽んずべからず
一寸延びれば尋延びる 一寸の虫にも五分の魂
一銭を笑う者は一銭に泣く 一簞の食一瓢の飲
一籌を輸す 一朝の怒りに其の身を忘る
一丁字を識らず 一擲乾坤を賭す
一滴舌上に通じて、大海の塩味を知る 一天万乗の君
一頭地を抜く 一敗地に塗れる
一杯は人酒を飲む、二杯は酒酒を飲む、三杯は酒人を飲む 一髪千鈞を引く
一飯の徳も必ず償い、睚眦の怨みも必ず報ゆ 一斑を見て全豹を卜す
一匹の馬が狂えば千匹の馬も狂う 一匹の鯨に七浦賑わう
溢美の言 一夫関に当たれば万夫も開くなし
一夫耕さざれば天下其の飢を受く 一片の雲も日を蔽う
鷸蚌の争い いつまでもあると思うな親と金
いつも月夜に米の飯 いつも柳の下に泥鰌は居らぬ
乙夜の覧 佚を以て労を待つ
井戸から火の出たよう 従兄弟同士は鴨の味
愛しき子には旅をさせよ 井戸の端の童
猗頓の富 居ない者貧乏
田舎に京あり 田舎の学問より京の昼寝
稲荷の前の昼盗人 井に坐して天を見る
古を以て今を制する者は事の変に達せず 犬一代に狸一匹
戌亥の夕立と伯母御の牡丹餅は来ぬためし無し 犬が西向きゃ尾は東
鷸蚌の争い 犬と猿
犬に肴の番 犬になるなら大家の犬になれ
犬にも食わせず棚にも置かず 犬に論語
犬の一年は三日 犬の尾を食うて回る
犬の川端歩き 犬の逃げ吠え
犬は人に付き猫は家に付く 犬は三日飼えば三年恩を忘れぬ
犬骨折って鷹の餌食 犬も歩けば棒に当たる
犬も食わない 犬も朋輩鷹も朋輩
稲は実るにつけて俯き、侍は出世につけて仰向く 稲は実るにつけて俯き、侍は出世につけて仰向く
豕を抱いて臭きを知らず 猪も七代目には豕になる
命あっての物種 命あれば海月も骨に会う
命長ければ恥多し 命長ければ蓬莱に会う
命に過ぎたる宝なし 命の洗濯
命は義によりて軽し 命は槿花の露の如し
命は鴻毛より軽し 命は宝の宝
命は風前の灯の如し 命は法の宝
命より名を惜しむ 井の中の蛙大海を知らず
祈るより稼げ 医は仁術
衣は新に如くはなく、人は故に如くはなし 衣鉢を継ぐ
衣は帛を重ねず 茨垣を裸身で潜る
茨に棘あり 茨の中にも三年の辛抱
渭浜の器 韋編三度絶つ
移木の信 居仏が立ち仏を使う
今泣いた烏がもう笑う 今の甘葛、後の鼻面
今の情けは後の仇 今参り二十日
今際の念仏誰も唱える 芋頭でも頭は頭
芋茎で足を突く 芋の煮えたも御存じない
芋虫でもつつけば動く 倚門の望
いやいや三杯 卑しむ金木で目を突く
厭と頭を縦に振る いらつは恋の癖
いらぬお世話の蒲焼き いらぬ物も三年たてば用に立つ
伊蘭の林に交われども赤栴檀の香は失せず 入り日よければ明日天気
入り船あれば出船あり 入るを量りて出ずるを為す
入れ物と人はある物使え 色男金と力はなかりけり
色気と痔の気の無い者はない 色気より食い気
色の白いは七難隠す 色は思案の外
色を見て灰汁をさせ 鰯網で鯨捕る
鰯の頭も信心から 鰯の頭をせんより鯛の尾に付け
言わぬが花 言わぬ事は聞こえぬ
言わぬは言うにまさる 韋を佩びて以て己を緩くす
衣を解き食を推す 夷を以て夷を制す
因果の小車 殷鑑遠からず
印形は首と釣り替え 咽喉右臂の地
引導を渡す 陰徳あれば必ず陽報あり
陰徳は末代の宝

【う】からはじまることわざ

有為転変は世の習い 憂いも辛いも食うての上
飢えたる犬は棒を恐れず 飢えては食を択ばず
飢えに臨みて苗を植うる如し 上には上がある
上見ぬ鷲 上を下へ
烏鳶の卵毀たざれば而る後に鳳凰集まる 魚心あれば水心
魚と水 魚の木に登るが如し
魚の釜中に遊ぶが如し 魚の水を得たるが如し
魚の水を離れたよう 魚の目に水見えず、人の目に空見えず
魚は江湖に相忘る 魚は鯛
魚を争う者は濡る 魚を得て筌を忘る
うかうか三十きょろきょろ四十 羽翮肉を飛ばす
浮き沈み七度 憂き身を窶す
浮世の苦楽は壁一重 浮世は衣装七分
浮世は牛の小車 浮世は夢
浮世渡らば豆腐で渡れ 鶯鳴かせたこともある
鶯の早く鳴く年は豊年 有卦に入る
烏合の衆 雨後の筍
兎死すれば狐これを悲しむ 兎の登り坂
兎の罠に狐がかかる 兎も七日なぶれば噛み付く
兎を見て犬を放つ 牛売って牛にならず
牛追い牛に追わる 右次左次物言わず
氏無くして玉の輿 牛に経文
牛に対して琴を弾ず 牛に乗って牛を尋ねる
牛に引かれて善光寺参り 牛の歩みも千里
牛の一散 牛の小便と親の意見は長くても効かぬ
牛の角を蜂が刺す 牛は牛連れ、馬は馬連れ
蛆虫も一代 牛も千里、馬も千里
烏集の交わり 羽觴を飛ばす
氏より育ち 後ろ千両前一文
後ろに目無し 後ろの目、壁に耳
後ろ坊主の前角鬘 牛を馬に乗り換える
薄紙を剥ぐよう 臼から杵
失せたる針をば債らぬもの 嘘から出た実
嘘つきは泥棒の始まり 嘘と坊主の頭は結ったことがない
嘘にも種がいる 嘘も方便
嘘を言うと閻魔様に舌を抜かれる 嘘を言えば地獄へ行く
うだつが上がらない 歌は世につれ世は歌につれ
内閻魔の外恵比須 内兜を見透かす
内で掃除せぬ馬は外で毛を振る 内で蛤、外では蜆
内に省みて疚しからず 内に誠あれば外に形る
内の米の飯より隣の麦飯 家の中の盗人は捕まらぬ
家の前の痩せ犬 内裸でも外錦
内広がりの外すぼり 内弁慶の外地蔵
烏鳥の私情 迂直の計
訴え無きを以て貴しと為す 打つも撫でるも親の恩
移れば変わる世の習い 器と名とは以て人に仮すべからず
打てば響く 烏頭白くして馬角を生ず
独活の大木 鰻は滑っても一代鯊は跳んでも一代
自惚れと瘡気の無い者はない 兎の毛で突いたほど
鵜の真似をする烏 鵜の目鷹の目
産屋の風邪は一生つく 盂方なれば水方なり
旨い事は二度考えよ 馬逸足有りと雖も輿に閑わざれば則ち良駿と為さず
旨い物食わす人に油断すな 旨い物は小人数
旨い物は腹にたまる 旨い物は宵に食え
馬から落ちて落馬する 馬に乗るとも口車に乗るな
馬に乗るまでは牛に乗れ 馬には乗ってみよ人には添うてみよ
馬の背を分ける 馬の耳に風
馬の耳に念仏 馬は馬方
馬も買わずに鞍を買う 馬持たずに馬貸すな
馬痩せて毛長し 生まれた後の早め薬
生まれながらの長老なし 生まれぬ先の襁褓定め
馬を牛と言う 馬を牛に乗り換える
馬を得て鞭を失う 馬を崋山の陽に帰し、牛を桃林の野に放つ
馬を買わんと欲してまず牛を問う 馬を水辺につれていけても、水を飲ませることはできない
海魚腹から川魚背から 海に千年山に千年
海に千年河に千年 生みの親より育ての親
産みの苦しみ 海の物とも山の物ともつかぬ
有無相通ず 梅に鶯
梅を望んで渇きを止む 埋もれ木に花が咲く
裏には裏がある 恨み骨髄に徹す
怨み骨髄に入る 怨みに報ゆるに徳を以てす
怨みほど恩を思え 売られた喧嘩は買わねばならぬ
売り家と唐様で書く三代目 売り言葉に買い言葉
売り出し三年 瓜に爪あり爪に爪なし
瓜の皮は大名に剝かせよ、柿の皮は乞食に剝かせよ 瓜の蔓に茄子はならぬ
瓜二つ 売り物には花を飾れ
瓜を投じて瓊を得 漆は剝げても生地は剝げぬ
患いを救い災いを分かつ 憂え身に及びて後憂うるも及ばず
うろこ雲は雨 烏鷺の争い
浮気と乞食は止められぬ 噂をすれば影がさす
竽を好むに瑟を鼓す ウンカのもちつきは雨
雲霓の望み 運根鈍
生んだ子より抱いた子 膿んだものは潰せ
雲中の白鶴 雲泥の差
運は天に在り 運用の妙は一心に存す
運を待つは死を待つに等し

【え】からはじまることわざ

栄華有る者は必ず憔悴あり 嬰児の貝を以て巨海を測る
潁水に耳を洗う 詠雪の才
穎脱して出ず 盈満の咎
英雄色を好む 英雄人を欺く
得難きは時、会い難きは友 益者三楽、損者三楽
益者三友、損者三友 易者身の上知らず
えぐい渋いも味のうち 靨は七難隠す
えせ侍の刀いじり えせ者の空笑い
枝、本より大なれば必ず披く 得たり賢し
枝を伐って根を枯らす 枝を矯めて花を散らす
越鶏は鵠卵を伏する能わず 越俎の罪
越人は越に安んじ、楚人は楚に安んず 越鳥南枝に巣くい、胡馬北風に嘶く
得手に鼻突く 得手に帆を揚げる
江戸中の白壁は皆旦那 江戸っ子の往き大名帰り乞食
江戸っ子は五月の鯉の吹流し 江戸っ子は宵越しの銭は持たぬ
江戸の敵を長崎で討つ 江戸は八百八町、大阪は八百八橋
江戸べらぼうに京どすえ 絵に描いた餅
柄の無い所に柄をすげる 榎の実はならばなれ、木は椋の木
海老跳れども川を出でず 海老で鯛を釣る
栄耀の餅の皮 選んで粕を掴む
縁あれば千里を隔てても会い易し 宴安は酖毒
焔焔に滅せずんば炎炎を若何せん 鴛鴦の契り
煙霞の痼疾 轅下の駒
猿猴が月を取る 燕雀安んぞ鴻鵠の志を知らんや
塩車の憾み 遠親は近隣に如かず
遠水近火を救わず 円石を千仞の山に転ず
偃鼠河に飲むも満腹に過ぎず 淵中の魚を知る者は不祥なり
縁と命は繋がれぬ 縁と浮世は末を待て
縁なき衆生は度し難し 炎に付き寒に棄つ
縁に連るれば唐の物を食う 炎に趨り熱に付く
縁の切れ目は子で繋ぐ 縁の下の鍬使い
縁の下の筍 縁の下の力持ち
縁の下の舞 縁の目には霧が降る
縁は異なもの味なもの 閻魔の色事
遠慮なければ近憂あり 遠慮は無沙汰
遠慮ひだるし伊達寒し 轅を北にして楚に適く

【お】からはじまることわざ

老い木に花咲く 老い木は曲がらぬ
老いたる馬は道を忘れず 老いたるを父とせよ
追風に帆を上げる 老いては子に従え
老いてはますます壮んなるべし 老いて再び稚児になる
老いの学問 王侯将相寧んぞ種あらんや
往時渺茫として都て夢に似たり 負うた子に教えられて浅瀬を渡る
負うた子より抱いた子 負うた子を三年探す
会うた時に笠を脱げ 追う手を防げば搦め手が回る
奥に媚びんよりは寧ろ竈に媚びよ 王は十善神は九善
鸚鵡能く言えども飛鳥を離れず 往を彰らかにして来を察す
往を告げて来を知る 負えば抱かれよう
大嘘は吐くとも小嘘は吐くな 大男総身に知恵が回り兼ね
大男の殿 大風に灰を撒く
狼に衣 大河を手で堰く
大木一本倒るれば小木千本の嘆き 大きい薬缶は沸きが遅い
大きな家には大きな風 大きな魚が小さな魚を食う
大きな話より小さな現実 大木に蝉
大木の下に小木育たず 大木の下に小木育つ
多し少なし子三人 大遣いより小遣い
大所の犬となるとも小所の犬となるな 大鳥取るとて小鳥も取り損なう
大取りより小取り 大中の小中
大鍋の底は撫でても三杯 大水に飲み水なし
大鋸屑も言えば言う 大鋸屑も取柄
陸に上がった河童 置かぬ棚を探す
置かぬ棚をも探せ 起きて働く果報者
起きて半畳寝て一畳 沖な物あて
沖にも付かず磯にも付かず 屋烏の愛
屋下に屋を架す 屋上屋を架す
奥歯に衣着せる 奥歯に物が挟まる
奥山の杉のともずり お蔵に火がつく
送る月日に関守なし 屋漏に愧じず
螻蛄の水渡り 驕る平家は久しからず
奢る者は心常に貧し 驕れる者久しからず
御先棒を担ぐ 教うるは学ぶの半ば
教えの民を化するや命よりも深し 伯父が甥の草を刈る
お仕着せの長口上 遅かりし由良之助
恐れ入谷の鬼子母神 尾大なれば掉わず
煽てと畚には乗るな おたまじゃくしが蛙になる
小田原評定 落ち武者は薄の穂にも怖ず
お茶を挽く 落ちれば同じ谷川の水
夫夫たり、婦婦たり 夫の心と川の瀬は一夜に変わる
頤で蠅を追う 頤を解く
男心と秋の空 男伊達より小鍋だて
男猫が子を生む 男の目には糸を張れ、女の目には鈴を張れ
男は三年に一度笑う 男は敷居を跨げば七人の敵あり
男は辞儀に余れ 男は裸百貫
男は松、女は藤 男やもめに蛆がわき、女やもめに花が咲く
落とし穴に落とし石を下す 落とした物は拾い徳
大人は火の子 踊り三人見手八人
同じ穴の狢 同じ羽毛の鳥は集まる
同じ釜の飯を食う 鬼が住むか蛇が住むか
鬼が出るか蛇が出るか 鬼瓦にも化粧
鬼に金棒 鬼に瘤を取られる
鬼に衣 鬼にもなれば仏にもなる
鬼の居ぬ間に洗濯 鬼の霍乱
鬼の首を取ったよう 鬼の空念仏
鬼の立てたる石の戸も情けに開く 鬼の女房に鬼神がなる
鬼の目にも涙 鬼の目にも見残し
鬼も十八番茶も出花 鬼も角折る
鬼を一車に載す 斧の柄朽つ
己達せんと欲して人を達す 己に克ち礼に復る
己に如かざる者を友とするなかれ 己の長に伐らず
己の欲する所を人に施せ 己の欲せざる所は人に施す勿れ
己を舎てて人に従う 己を責めて人を責むるな
己を虚しうす 己を以て人を度る
斧を掲げて淵に入る 斧を研いで針にする
尾羽打ち枯らす お鉢が回る
伯母の牡丹餅と乾夕立の来ぬことはない 帯に短し襷に長し
思し召しより米の飯 溺るるに及んで船を呼ぶ
溺れる者は藁をも掴む お前追従する者は必ず陰にて謗る
お前百までわしゃ九十九まで 御神酒上がらぬ神はない
思い内にあれば色外に現る 思い置きは腹の病
思い面瘡思われ面皰 思い立ったが吉日
思い半ばに過ぐ 思い邪無し
思う事言わねば腹ふくる 思う事一つ叶えばまた一つ
思うに別れて思わぬに添う 思う念力岩をも通す
思うようなら子と三人 思えば思わるる
重き馬荷に上荷打つ 重きを負い遠きを渉るときは地を択ばずして休う
表木綿の裏甲斐絹 重荷に小付け
親思いの主倒し 親思う心にまさる親心
親が親なら子も子 親が死んでも食休み
親方思いの主倒し 親方日の丸
親苦労する、その子楽する、孫乞食する 親孝行と火の用心は灰にならぬ前
親子の仲でも金銭は他人 親子は一世、夫婦は二世、主従は三世
親父と南蛮は辛いほどいい 親知らず子知らず
親擦れより友擦れ 親と子供は銭金で買われぬ
親に先立つは不孝 親に似た蛙の子
親に似ぬ子は鬼子 親には一日に三度笑って見せよ
親の甘茶が毒となる 親の意見と茄子の花は千に一つも無駄は無い
親の意見と冷や酒は後で効く 親の因果が子に報う
親の打つ拳より他人の摩るが痛い 親の奥歯で噛む子は他人が前歯で噛む
親の恩と水の恩は送られぬ 親の恩は子で送る
親の恩は子を持って知る 親の恩より義理の恩
親の心子知らず 親の十七子は知らぬ
親の脛をかじる 親の背でもただは掻かぬ
親の光は七光 親の目は贔屓目
親の物は子の物、子の物は親の物 親の欲目
親は親、子は子 親馬鹿子馬鹿
親はなくとも子は育つ 親は木綿着る子は錦着る
お山の大将 親見たけりゃ子を見ろ
親も親なり子も子なり 親より先に死ぬのは一番の親不孝
親を睨むと鮃になる 泳ぎ上手は川で死ぬ
及ばぬ鯉の滝登り 愚か者に福あり
負わず借らずに子三人 終わり良ければ全て良し
尾を塗中に曳く 尾を振る犬は叩かれず
尾を振る犬も噛むことあり 穏座の初物
女心と秋の空 女賢しくて牛売り損なう
女三人寄れば姦しい 女と坊主に余り物がない
女の足駄にて造れる笛には秋の鹿寄る 女の一念岩をも通す
女の髪の毛には大象もつながる 女の心は猫の眼
女は三界に家無し 女は目の天国、財布の煉獄、魂の地獄
恩に着る 恩の腹は切らねど情けの腹は切る
恩甚だしければ則ち怨み生ず 温良恭倹譲
恩を仇で返す 恩を以て怨みに報ず

か行のことわざ

【か】からはじまることわざ

飼い犬に手を噛まれる 飼い養う犬も主を知る
貝殻で海を干す 会稽の恥
骸骨を乞う 解語の花
睚眥の怨み 害心ある者妨害あり
灰燼に帰す 海賊が山賊の罪をあげる
咳唾珠を成す 書いた物が物を言う
海棠眠り未だ足らず 快刀乱麻を断つ
快犢車を破る 飼い鳥を刺す如し
甲斐無き星が夜を明かす 櫂は三年櫓は三月
凱風南よりして彼の棘心を吹く 隗より始めよ
怪力乱神を語らず 偕老同穴
回禄の災い 階を釈てて天に登る
買うは貰うに勝る 替え着なしの晴れ着なし
カエサルの物はカエサルに 蛙の願立て
蛙の行列 蛙の子は蛙
蛙の面に水 蛙は口から呑まるる
顔色をうかがう 顔から火が出る
顔で笑って心で泣く 顔に泥を塗る
顔に似ぬ心 顔を合わせる
顔を立てる 嬶天下に空っ風
河海は細流を択ばず 蚊がうすづけば雨が降る
下学して上達す 踵で頭痛を病む
鏡明らかなれば則ち塵垢止まらず かがみ女に反り男
鏡は女の魂 掛かるも引くも折による
河漢の言 柿が赤くなれば医者は青くなる
垣堅くして犬入らず 餓鬼に苧殻
牆に耳あり 垣根と諍いは一人でならぬ
鍵の穴から天を覗く 餓鬼の断食
餓鬼の花争い 餓鬼の目に水見えず
餓鬼も人数 蝸牛角上の争い
火牛の計 柿を盗んで核を隠さず
学者と大木は俄にできぬ 学者の取った天下なし
学者の不身持ち 隠すより現る
客星帝座を犯す 下愚の性移るべからず
学の前に書来る 学は及ばざるが如くす
学若し成らずんば死すとも帰らず 学問に王道なし
学問に近道なし 楽屋から火を出す
楽屋で声を嗄らす 獲麟
隠れたるより見るるはなし 隠れての信は現れての徳
家鶏を賤しみて野雉を愛す 駆け馬に鞭
駆けつけ三杯 陰で糸を引く
陰では殿の事も言う 陰に居て枝を折る
陰になり日向になり 影の形に随うが如し
影も無いのに犬は吠えぬ 陽炎、稲妻、水の月
影を畏れ迹を悪む 嘉肴ありと雖も食らわざればその旨きを知らず
画工闘牛の尾を誤って牧童に笑わる 籠で水汲む
駕籠に乗る人、担ぐ人、そのまた草鞋を作る人 風穴を開ける
風上にも置けない 風下に笊
傘と提灯は戻らぬつもりで貸せ 嵩に懸かる
風見の烏 火事あとの釘拾い
火事あとの火の用心 貸し借りは他人
賢い人には友がない 貸した物は忘れぬが借りたものは忘れる
火事と喧嘩は江戸の花 和氏の璧
鹿島立ち 華胥の国に遊ぶ
家書万金に抵る 頭を懸け股を刺す
歌人は居ながらにして名所を知る 鎹思案
霞に千鳥 苛政は虎よりも猛し
河清を俟つ 風、条を鳴らさず
風が吹けば桶屋が儲かる 稼ぎ男に繰り女
稼ぐに追いつく貧乏なし 稼ぐに追い抜く貧乏神
風に順いて呼ぶ 風にそよぐ葦
風の吹き回し 風の前の塵
風の耳を過ぐるが如し 風、破窓を射て灯火滅し易し
風は吹けども山は動ぜず 風邪は万病の元
風吹かぬ間の花 風吹けば木安からず
堅い石から火が出る 堅い木は折れる
敵の家でも口を濡らせ 敵の前より借金の前
難きを先にして獲るを後にす 片口聞いて公事を分くるな
形は生めども心は生まぬ 片手で錐は揉まれぬ
刀折れ矢尽きる 刀は武士の魂
刀を売りて子牛を買う 片棒を担ぐ
片山曇れば片山日照る 語り下手の聞き上手
花中の鶯舌は花ならずして芳し 火中の栗を拾う
勝ちを千里の外に決す 餓えて死ぬは一人、飲んで死ぬは千人
鰹節と砥石の借入れはない 鰹節を猫に預ける
渇して井を穿つ 渇しても盗泉の水を飲まず
渇すれども盗泉の水を飲まず 渇すれども盗泉の水を飲まず
勝った自慢は負けての後悔 勝って兜の緒を締めよ
河童に塩を誂える 河童に水練
河童の川流れ 河童の寒稽古
河童の屁 刮目して相待つべし
勝つも負けるも時の運 活を入れる
褐を被て玉を懐く 勝てば官軍、負ければ賊軍
糧を捨てて船を沈む 糧を敵に借る
瓜田に履を納れず 臥榻の側、豈に他人の鼾睡を容れんや
河東の獅子吼 門松は冥土の旅の一里塚
家内喧嘩は貧乏の種蒔き 鼎足を折り公の餗を覆す
鼎の軽重を問う 鼎の沸くが如し
鼎を扛ぐ 悲しい時は身一つ
悲しみは生別離より悲しきは莫し 彼方によければ此方の恨み
鉄鎚の川流れ 叶わぬ恋に心を尽くすより犬猫を飼え
叶わぬ時には親を出せ 叶わぬ時の神頼み
蟹の念仏 蟹の横這い
蟹は甲羅に似せて穴を掘る 科に盈ちて後進む
鐘鋳るまでの土鋳型 金請けするとも人請けするな
金が言わせる旦那 金が唸る
金が敵 金が金を儲ける
金が子を生む 金が物を言う
金さえあれば飛ぶ鳥も落ちる 金で面を張る
金に飽かす 金に糸目を付けない
鐘の音がよく聞こえると雨 金の切れ目が縁の切れ目
金の鎖も引けば切れる 金の光は阿弥陀ほど
金の光は七光 金の棒にも縋ってみよ
金の草鞋で探す 金の草鞋で尋ねる
金は命の親、命の敵 金は浮き物
金は片行き 金は三欠くに溜まる
金は天下の回り物 金は湧き物
金儲けと死に病に易い事なし 鐘も撞木の当たり柄
金持ち金を使わず 金持ち喧嘩せず
金持ちと灰吹きは溜まるほど汚い 金持ちの貧乏人、貧乏人の金持ち
鉦や太鼓で捜す 金を貸せば友を失う
蛾の火に赴くが如し 貨の悖りて入る者は亦悖りて出ず
蚊柱立てば雨 寡は衆に敵せず
稼は老農に如かず、圃は老圃に如かず 黴が生える
禍福己による 禍福は糾える縄の如し
禍福は門なし唯人の招く所なり 兜を脱ぐ
株を守りて兎を待つ 画餅に帰す
壁に馬を乗りかける 壁に耳あり障子に目あり
壁の穴は壁で塞げ 壁を穿ちて書を読む
果報は寝て待て 竈将軍
蝦蟆は日夜鳴けども人之を聴かず 噛み合う犬は呼び難し
上清ければ下濁らず 紙子着て川へ入る
上、材を求むれば臣は木を残う 神様にも祝詞
裃を着た盗人 紙漉きの手鼻
剃刀と奉公人は使いよう 剃刀の刃渡り
雷が鳴ると梅雨が明ける 上に居て驕らざれば高くして危うからず
上に交わりて諂わず、下に交わりて驕らず 上の好む所、下これよりも甚だし
神の神庫も梯のままに 神は非礼を受けず
神は見通し 神へも物は申しがら
髪結い髪結わず 上を学ぶ下
噛む馬はしまいまで噛む 亀の甲より年の功
亀の年を鶴が羨む 鴨集まって動ずれば雷となる
鴨が葱を背負って来る 賀茂川の水
可もなく不可もなし 鴨の水掻き
鴨を打って鴛鴦を驚かす 下問を恥じず
瑕瑜相揜わず 痒い所に手が届く
粥腹も一時 空馬に怪我なし
烏の頭の白くなる 烏の行水
烏の雌雄 烏羽の文字
烏は百度洗っても鷺にはならぬ 烏は鵜に使う
烏を鷺 唐へ投げ金
唐物商いは千里一跳ね 借り着より洗い着
借りて借り得貸して貸し損 借りてきた猫
狩人罠にかかる 画竜点睛を欠く
河梁の別れ 借りる時の地蔵顔、返す時の閻魔顔
借りる八合、済す一升 枯れ木に花
枯れ木も山の賑わい 彼も一時、此も一時
彼を知り己を知れば百戦殆うからず 彼を知り己を知れば百戦して殆うからず
餓狼の庖厨を守る如し 夏炉は湿を炙り、冬扇は火を翣ぐ
可愛い子には旅をさせよ 可愛可愛は憎いの裏
可愛さ余って憎さ百倍 皮一枚剥げば美人も髑髏
乾き田に水 川口で船を破る
川越して宿を取れ 川立ちは川で果てる
川中には立てど人中には立たれず 川に水運ぶ
川の石星となる 河は委蛇を以ての故に能く遠し
皮引けば身が付く 皮一重
川向かいの喧嘩 土器の欠けも用あり
瓦は磨いても玉にはならぬ 瓦も磨けば玉となる
皮を切らせて肉を切り、肉を切らせて骨を切る 蚊を殺すにはその馬を撃たず
蚊をして山を負わしむ 可を見て進み難を知りて退く
棺桶に片足を突っ込む 冠蓋相望む
考える葦 勧学院の雀は蒙求を囀る
頷下の珠 關關たる雎鳩は河の洲に在り
寒九の雨 緩急宜しきを得る
眼光紙背に徹す 函谷関の鶏鳴
閑古鳥が鳴く 紈袴は餓死せず、儒冠は多く身を誤る
間然する所無し 癇癪持ちの事破り
雁書 勘定合って銭足らず
寒松千丈の節 感心上手の行い下手
韓信の股くぐり 甘井先に竭く
間然するところなし 肝胆相照らす
邯鄲の歩み 邯鄲の夢
肝胆も楚越なり 肝胆を砕く
肝胆を披く 管中に豹を見る
眼中の釘 眼中人なし
干天の慈雨 勘当に科なく赦免に忠なし
甘棠の愛 関東の食い倒れ上方の着倒れ
雁捕る罠に鶴 姦無きを以て吠えざるの狗を畜うべからず
艱難汝を玉にす 寒に帷子、土用に布子
簡にして要を得る 感に堪えない
堪忍の忍の字が百貫する 堪忍は一生の宝
堪忍袋の緒が切れる 肝脳、地に塗る
旱魃に飢饉なし 旱魃に水
間髪を入れず 汗馬の労
雁は八百、矢は三本 雁は八百、矢は三文
看板倒れ 看板に偽りあり
看板に偽りなし 管豹の一斑
完膚無きまで 完膚無し
完璧 管鮑の交わり
冠古けれども沓に履かず 冠敝ると雖も必ず首に加う
雁も鳩も食わねば知れぬ 歓楽極まりて哀情多し
眼裏に塵あって三界窄し 冠履は同じく蔵めず
冠履を貴んで頭足を忘る 韓盧を馳せて蹇兎を逐う
棺を蓋いて事定まる 管を以て天を窺う

【き】からはじまることわざ

【く】からはじまることわざ

【け】からはじまることわざ

【こ】からはじまることわざ

さ行のことわざ

【さ】からはじまることわざ

【し】からはじまることわざ

【す】からはじまることわざ

【せ】からはじまることわざ

【そ】からはじまることわざ

た行のことわざ

【た】からはじまることわざ

【ち】からはじまることわざ

【つ】からはじまることわざ

【て】からはじまることわざ

【と】からはじまることわざ

な行のことわざ

【な】からはじまることわざ

【に】からはじまることわざ

【ぬ】からはじまることわざ

【ね】からはじまることわざ

【の】からはじまることわざ

は行のことわざ

【は】からはじまることわざ

【ひ】からはじまることわざ

【ふ】からはじまることわざ

【へ】からはじまることわざ

【ほ】からはじまることわざ

ま行のことわざ

【ま】からはじまることわざ

【み】からはじまることわざ

【む】からはじまることわざ

【め】からはじまることわざ

【も】からはじまることわざ

や行のことわざ

【や】からはじまることわざ

【ゆ】からはじまることわざ

【よ】からはじまることわざ

ら行のことわざ

【ら】からはじまることわざ

【り】からはじまることわざ

【る】からはじまることわざ

【れ】からはじまることわざ

【ろ】からはじまることわざ

わ行のことわざ

【わ】からはじまることわざ




error: 右クリックはできません。