【ことわざ】
烏頭白くして馬角を生ず
【読み方】
うとうしろくしてうまつのをしょうず
【意味】
実際にはあり得ないような事。また、ありえないと思っていたことが実際に起きる事。
【語源・由来】
中国前漢の武帝の時代の歴史家・司馬遷によって著された歴史書『史記』より。
「戦国時代、燕の王族・太子丹が奏の人質になった時、奏王から頭の白いカラスが現れ、馬に角が生えたら国へ帰してやろうと言われ、絶望していたところに、実際に頭の白いカラスと角が生えた馬が現れたため、丹は帰国することができた。」といった記述から。
【類義語】
・烏の頭白くなるまで
・百年河清を待つ
【英語訳】
・The head of a crow is white, An horn grows in a horse.
・Although it is not possible, it may be possible.
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「烏頭白くして馬角を生ず」の使い方

聞いてくれよ。昨日の夜、信じられないことが起きたんだよ。本当にビックリしたんだ。

興奮してどうしたの?一体何があったの?

喉が渇いて夜中に目が覚めてしまって、水を飲もうとキッチンに向かおうと思ったら、なんと僕、瞬間移動できたんだ。

そんな、烏頭白くして馬角を生ずといった話あるわけないじゃない。きっと寝ぼけていたのよ。
「烏頭白くして馬角を生ず」の例文
- あんなに頑固で怖い印象のオヤジが、初孫に対しては赤ちゃん言葉を使っているなんて、烏頭白くして馬角を生ずな話で信じられない。
- 君が応援している好きなアイドルと付き合えるなんて妄想、烏頭白くして馬角を生ずというもので、絶対ありえないよ。
- これから僕が話す体験は、烏頭白くして馬角を生ずのような話だから、驚かずに心して聞いて欲しい。
- 近頃こんなにツイていない僕が、宝くじに高額当選するなんて、烏頭白くして馬角を生ずである。
- そんな烏頭白くして馬角を生ずのような話、誰も信用しないよ。