怨念の読み方・意味とは?(類義語)
【二字熟語】
怨念
【読み方】
おんねん
【意味】
うらみのこもった思い。うらみに思う気持ち。
昔の映画とかでよく聞くな、「怨念に取り憑かれた」とか。よくわかったわ、博士!
【語源・由来】
「怨」は「うらむ。うらみ。あだ。かたき。」
「念」は「思い詰めた考えや気持ち。思い。」
【類義語】
遺恨、怨恨、宿怨、憎悪
【対義語】
通念
怨念(おんねん)の解説
「怨念」という言葉の意味を説明をするよ。
「怨念」とは、基本的には、何かの恨みやうらみが強く心の中に残っている気持ちや思いを指すんだ。例えば、「怨念を晴らす」という言葉は、その恨みの気持ちを晴れやかにする、または解消するという意味になるよ。
さらに、神霊や霊的な世界の文脈で使われると、この「怨念」はちょっと特別な意味を持つことがあるんだ。そこでの「怨念」は、亡くなった人や霊が持つ強い恨みの感情で、これが原因で「祟り」などの不幸や災難をもたらすと言われることがある。
例えば、「怨念による祟り」という言葉は、その強い恨みの感情が原因で起こる不幸や災難を指しているんだよ。
つまり、一般的な文脈での「怨念」は強い恨みの感情や思いを指し、霊的な文脈での「怨念」はその恨みが原因で起こる不幸や祟りを意味することが多いんだね。
怨念(おんねん)の使い方
怨念(おんねん)の例文
- 怨念を抱いて死んでいった。
- 健太くんに対して怨念を抱く。
- 祖父の怨念を晴らす。
- 怨念を抱きながら生きることは不幸なことだ。
- ともこちゃんは、警察に対して怨念のようなものを抱いているようだ。
怨念の文学作品などの用例
「怨念」と「恨み」の違いを解説
「怨念」に似ている語に「恨み(うらみ)」があります。
「恨み」は、
①他からの仕打ちを不満に思って憤り憎む気持ち。怨恨 (えんこん) 。
②(憾み)他と比べて不満に思われる点。もの足りなく感じること。
③残念に思う気持ち。心残り。未練。
④悲しみ。嘆き。
という意味です。
「怨念」とは、度合いが強いうらみの気持ちのことです。
「恨み」は、他からの仕打ちを憤り憎む気持ちをいいます。
また、「恨み」には、心残りや残念に思う気持ちという意味がありますが、「怨念」にはありません。
一方で「恨み」という言葉は、他の人からの行動や仕打ちに対して、不満や憤りを感じる気持ちを指すよ。また、他と比べて不足を感じたり、残念に思う気持ちや心残り、悲しみも含まれているんだ。
それに対して、「恨み」はちょっと広い意味を持ってるんやな。他の人と比べてちょっと損した気がしたときや、あれがあればよかったって思うときも、「恨み」って言うんや。でも、その中にも憎しみや不満なんかも入ってるんやな。なんか「怨念」よりもちょっと幅広い気持ちやな。