【二字熟語】
寂滅
【読み方】
じゃくめつ
【意味】
①仏語。煩悩 (ぼんのう) の境地を離れ、悟りの境地に入ること。涅槃。
②消滅すること。死ぬこと。
【語源・由来】
「寂」は「僧が死ぬこと。」
「滅」は「仏や高僧の死。」
(梵)nirvāṇaの訳。音写は涅槃。
【類義語】
遷化、涅槃
寂滅（じゃくめつ）の使い方
北枕はなんで縁起が悪いの？
釈迦牟尼が寂滅したとき、頭を北の方に向けて横たわり、そのまま世を去った為と言われているわよ。
そんなに昔から言われていることなんだね。
最近では気にしない人が多いみたいだけどね。
寂滅（じゃくめつ）の例文
- 煩悩を寂滅し、安寧の境地に至る。
- 遺言を残し寂滅した。
- お金持ちでも天才でも寂滅に至る。
- このお寺は、高名な僧の寂滅の地です。
- 健太くんは、昨年、安らかに寂滅しました。
「寂滅為楽」とは？
「寂滅」を用いた語に「寂滅為楽（じゃくめついらく）」
「寂滅為楽」は、「仏語。涅槃の境地に至って、初めて真の安楽を得ることができるということ。」という意味です。
【例文】
- 煩悩から解放されるために寂滅為楽の涅槃に入る。
- 僧が僕に寂滅為楽の法を説いた。
