【二字熟語】
騒然
【読み方】
そうぜん
【意味】
ざわざわとさわがしいさま。また、不穏で落ち着かないさま。
【語源・由来】
「騒」は「さわぐ。さわがしい。」
「然」は「他の語に付けて状態を表す語。」
【類義語】
騒ぎ、噪聒
【対義語】
粛然
騒然(そうぜん)の使い方
駅前広場で、容疑者が警察官に追いかけられていて騒然となっていたよ。
捕まったの?
無事に捕まえたよ。
さすが日本の警察官は優秀ね。
騒然(そうぜん)の例文
- その議員の発言で議場が騒然となった。
- 騒然として聴きとれない。
- 話題騒然の新作映画を見に行く。
- 彼女が姿を現すと会場は騒然となった。
- 抜き打ちテストが行われると知った途端、教室中が騒然となった。
「物情騒然」とは?
「騒然」を用いた表現の一つに「物情騒然(ぶつじょうそうぜん)」があります。
「物情騒然」とは、世の中が落ち着かず騒がしいさまをいいます。
「物情」は、「世の中の様子。人々の心。」という意味です。
【例文】・ペリーが来航して以来、物情騒然とした雰囲気だった。
・その国は、物情騒然としている。
【類義語】
・物議騒然(ぶつぎそうぜん)
・物論囂囂(ぶつろんごうごう)
【対義語】
・秩序整然(ちつじょせいぜん)
・平穏無事(へいおんぶじ)