【二字熟語】
知音
【読み方】
ちいん
【意味】
①互いによく心を知り合った友。親友。
②知り合い。知己。
③恋人となること。また、恋人。なじみの相手。
【語源・由来】
中国の春秋時代、琴の名人伯牙は親友鍾子期が亡くなると、自分の琴の音を理解する者はもはやいないと愛用していた琴の糸を切って再び弾じなかったという「列子」湯問などの故事から。
【類義語】
親友、知友
知音(ちいん)の使い方
僕のクラスに転校性が来たんだよ。
一人も知音がいないと寂しいでしょうね。
そう思って声をかけてみたら、とても気が合ったんだよ。
お互いに良かったわね。
知音(ちいん)の例文
- 京都に来たついでに知音を訪ねました。
- 親類知音が集まってパーティーをする。
- 今は知音の家にお世話になっています。
- ともこちゃんは、年来の知音だ。
- 充分に知音の意見を聞いて決めた。
「知音」と「知己」「心友」「親友」との違いは?
「知音」に似ている語に「知己(ちき)」「心友(しんゆう)」「親友(しんゆう)」があります。
「知音」と「知己」の違いは?
「知己」は、
①自分のことをよく理解してくれている人。親友。
②知り合い。知人。
という意味です。
「知音」も「知己」も、親友、知人という意味が同じです。
しかし「知音」には、恋人という意味がある点が「知己」と違います。
「知音」と「心友」の違いは?
「心友」は、「心の通い合った友。同心の友。」という意味です。
「知音」と「心友」は、特に親しくつきあう友という意味は同じです。
しかし「知音」には、知己、恋人という意味がある点が「心友」と違います。
また「心友」は、親しい友の中でも、特に、互いに心から信じている友をいいます。
「知音」と「親友」の違いは?
「親友」は、「互いに心を許し合っている友。特に親しい友。」という意味です。
「知音」も「親友」も、特に親しくつきあう友という意味は同じです。
しかし「知音」には、知己、恋人という意味がある点が「親友」と違います。