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「老成」の意味と使い方や例文!「若くして老成」は褒め言葉?(類義語・対義語)

【二字熟語】
老成

【読み方】
ろうせい

【意味】
①年をとり経験を積んで、熟達していること。また、そのさま。
②年齢のわりにおとなびていること。

【語源・由来】
「老」は「大きくて立派である。」
「成」は「そだつ。そだてあげる。」

【類義語】
老練、老巧、老功

【対義語】
幼稚

老成(ろうせい)の使い方

健太
ともこちゃんは、若いのに老成したところがあるよね。
ともこ
人生を達観しているのよ。
健太
若いわりに老成していてすごいと思うけど、もっと若者らしく夢や希望を語ればいいのにとも思うよ。
ともこ
現実の世界をしっかり見すえて、人生を踏み外すことなく歩んでいきたいのよ。

老成(ろうせい)の例文

  1. その画家の絵には、老成した味わいがある。
  2. 健太くんはいやに老成している。
  3. ともこちゃんは、若くして老成した人物だ。
  4. 彼は老成した考えをしている。
  5. 若いわりに老成した文章だ。

「若くして老成」は褒め言葉?

老成」を用いた表現の一つに「若くして老成」があります。

若くして老成」とは、年のわりに大人びていること、若いのに熟達していることをいいます。

【例文】

  1. 彼女は若くして老成している。
  2. 彼の話しぶりは、若くして老成している。
若くして老成」は、決して老けているという意味ではなく、褒め言葉として使われることが多いです。
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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)



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