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「円熟」の意味と使い方や例文!「円熟の境地」とは?(類義語・対義語)

円熟の読み方・意味とは?(類義語・対義語)

意味

【二字熟語】
円熟

【読み方】
えんじゅく

【意味】
人格・知識・技術などが円満に発達し、豊かな内容をもっていること。

二字熟語の博士
「円熟」という言葉は、人の性格や知識、技術などが十分に成熟して、深みや豊かさを持つようになることを表すんだよ。

これは経験や学びを重ねることで達成できる状態だね。

助手ねこ
ああ、そやな。それは「ものごとがぐんぐん上手になったり、人の性格が落ち着いてきたりする」ってことやな。知識が増えて、技術もあがって、心も豊かになるんやな。

それは「時間をかけて、じっくりと成長する」ってことや。最初からパーフェクトにはならへんけど、経験を積んで、徐々にいい方向に成長していくんやな。

【語源・由来】
「円」は「欠けたところがない。角 (かど) がない。」
「熟」は「物事に十分なれる。」

【類義語】
上達、熟練、熟達、習熟

【対義語】
初心、未熟

円熟(えんじゅく)の解説

カンタン!解説
解説

「円熟」っていう言葉はね、人の性格や知識、技術などが完全に成長して、とても豊かで、バランスがとれている状態を表しているんだよ。

例えば、「円熟の域に達する」っていう表現は、その人の能力や知識が十分に発展して、一つの高いレベルに達したという意味だよ。

また、「円熟した人間味」っていう表現は、その人の人間性が非常に豊かで、感じの良いバランスを持っているという意味だよ。

だから、「円熟」っていう言葉は、人の成長や能力が十分に発展して、とても豊かでバランスの取れた状態を示しているんだね。

円熟(えんじゅく)の使い方

健太
円熟の境地にいる俳優にしかできない迫真の演技だったね。
ともこ
演技の上手な人が出ている舞台は安心して見ていられるわよね。
健太
演技が下手な人が一人でもいると集中できないよね。
ともこ
とてもいい舞台だったわ。

円熟(えんじゅく)の例文

例文
  1. 大女優になった彼女には、円熟した大人の魅力がある。
  2. 彼の芸は、円熟味を増したように思える。
  3. あの作家は円熟の域に達した。
  4. 人生経験が円熟した人柄を作る。
  5. これは、彼の円熟期の作品だ。

円熟の文学作品などの用例

  1. ・・・その思想と伎倆の最も円熟した時、後代に捧ぐべき代表的傑作として、・・・ 有島武郎二つの道

  2. ・・・さんの小説家としての円熟を感じた。武田さんもこのような書出しを使・・・ 織田作之助四月馬鹿

  3. ・・・女性美の最も豊かな、円熟した感じのあるものだ。この時期に達してか・・・ 倉田百三女性の諸問題

「円熟の境地」とは?

円熟」を用いた表現の一つに「円熟の境地(えんじゅくのきょうち)」があります。

円熟の境地」とは、充分に熟達して豊かな内容を持つに至ることをいいます。

二字熟語の博士
「円熟の境地」という表現は、何かを十分に理解し、技術や経験が充実している状態を指すんだよ。

つまり、多くの経験や学びを積み重ねて、豊かで深い理解や能力を持つようになった状態を指すんだ。

助手ねこ
ああ、それは「めっちゃ経験積んで、上手になった」ってことやな。

自分の道をずっと歩んで、色んなことを学んで、技術や知識が豊かになって、ようやく到達する場所みたいなもんやな。

【例文】

  1. 40歳を目前に控え、彼のプレーは円熟の境地に達した。
  2. 彼女は円熟の境地で、魅力的な演技をする。
  3. 芸術家として円熟の境地に達した。
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