【二字熟語】
静観
【読み方】
せいかん
【意味】
①静かに観察すること。また、行動を起こさずに物事の成り行きを見守ること。
②事物の奥に隠された本質的なものを見極めること。
「王維、詶諸公見過」より。
【語源・由来】
「静」は「動きや物音がなくじっとしている。しずか。しずめる。」
「観」は「みる。くわしくみる。ながめる。」
【類義語】
傍観、座視、留保
【対義語】
介入、干渉、横槍
静観(せいかん)の使い方
健太くん。今はへたに動かない方がいいわよ。
静観した方がいい?
しばらく事態を静観した方が得策だと思うわ。
策士のともこちゃんが言うなら、きっと正しいんだろうね。
静観(せいかん)の例文
- 事態を静観する。
- 当面は静観の構えだ。
- 健太くんは静観を決め込んだ。
- 静観することで真実を見出そうとした。
- 事の成り行きを静観する。
「静観に徹する」とは?
「静観」を用いた語の一つに「静観に徹する(せいかんにてっする)」があります。
「静観に徹する」の「徹する」は、「考え方や態度を貫きとおす。その事にいちずに当たる。」という意味です。
「静観に徹する」とは、行動を起こさずに物事の成り行きを見守り続けることをいいます。
【例文】
- 静観に徹して、息子のやることを見守る。
- 警察沙汰にならない限りは静観に徹する。