「二字熟語の百科事典」が書籍化されました!詳細はコチラ

「静観」の意味と使い方や例文!「静観に徹する」とは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
静観

【読み方】
せいかん

【意味】
①静かに観察すること。また、行動を起こさずに物事の成り行きを見守ること。
②事物の奥に隠された本質的なものを見極めること。
「王維、詶諸公見過」より。

【語源・由来】
「静」は「動きや物音がなくじっとしている。しずか。しずめる。」
「観」は「みる。くわしくみる。ながめる。」

【類義語】
傍観、座視、留保

【対義語】
介入、干渉、横槍

静観(せいかん)の使い方

ともこ
健太くん。今はへたに動かない方がいいわよ。
健太
静観した方がいい?
ともこ
しばらく事態を静観した方が得策だと思うわ。
健太
策士のともこちゃんが言うなら、きっと正しいんだろうね。

静観(せいかん)の例文

  1. 事態を静観する。
  2. 当面は静観の構えだ。
  3. 健太くんは静観を決め込んだ。
  4. 静観することで真実を見出そうとした。
  5. 事の成り行きを静観する。

「静観に徹する」とは?

静観」を用いた語の一つに「静観に徹する(せいかんにてっする)」があります。

静観に徹する」の「徹する」は、「考え方や態度を貫きとおす。その事にいちずに当たる。」という意味です。

静観に徹する」とは、行動を起こさずに物事の成り行きを見守り続けることをいいます。

【例文】

  1. 静観に徹して、息子のやることを見守る。
  2. 警察沙汰にならない限りは静観に徹する
ABOUT US
北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)



error: 右クリックはできません。