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「便利」の意味と使い方や例文!「役に立つ」「利便性」との違いは?

【二字熟語】
便利

【読み方】
べんり

【意味】
①目的を果たすのに都合のよいこと。あることをするのに重宝で、役に立つこと。また、そのさま。
②あることをする都合やぐあい。
③大小便。通じ。

【語源・由来】
「便」も「利」も「障りなく事が運ぶ。都合がよい。」

【類義語】
簡便、重宝

【対義語】
手間、不便

便利(べんり)の使い方

健太
昨日、トイレが詰まったんだよ。
ともこ
それは一大事ね。
健太
でも、便利屋さんが来てささっと直してくれたんだ。
ともこ
便利屋さんって世界最強の仕事よね。

便利(べんり)の例文

  1. 便利の悪い土地なので地価が安い。
  2. 三路線が乗り入れる駅があり、交通が便利だ。
  3. 通勤に便利なマンションは人気がある。
  4. 多目的に使える便利な道具です。
  5. 車があると非常に便利だが、維持費がかかる。

「便利」と「役に立つ」「利便性」の違いは?

便利」に似ている語に「役に立つ(やくにたつ)」「利便性(りべんせい)」があります。

「便利」と「役に立つ」の違いは?

役に立つ」は、「使って効果がある。有用である。」という意味です。

便利」も「役に立つ」も、あることをするのに重宝するという意味は同じです。

しかし「役に立つ」は、あるものを使って効果があることをいうので、都合や具合をいう「便利」とはニュアンスが違います。

「便利」と「利便性」の違いは?

利便性」は、「便利であること。また、便利さの程度。」という意味です。

便利」も「利便性」も、都合が良くて役に立つことをいいます。

しかし「利便性」は、「利便性が高い」、「利便性を鑑みる」のように、形容詞や動詞がつき、単独で使われることはありません。

便利」は、「これは便利だ」のように、単独で使うことができます。

また「利便性」には、「利便性が悪い」「利便性が良い」というように、便利さの程度という意味があります。

対する「便利」には、程度をいう意味はありません。