【二字熟語】
愁傷
【読み方】
しゅうしょう
【意味】
①嘆き悲しむこと。また、その悲しみ。
②相手を気の毒に思うこと。
【語源・由来】
「愁」は「うれえる。うれい。」
「傷」は「心をいためる。つらく思う。」
【類義語】
(「ご愁傷さまです」の類義語)ご冥福をお祈りいたします、お悔やみ申し上げます、哀悼の意を表します
愁傷(しゅうしょう)の使い方
ゲームをするだけで儲かるっていうから買ったのに詐欺だったんだ。
ご愁傷様。
詐欺なんてこの世からなくなればいいのに。
うまい話には裏があるものよ。
愁傷(しゅうしょう)の例文
- 健太くんの愁傷ぶりに同情する。
- ともこちゃんは自分の身の上を嘆き、愁傷の叫び声をあげた。
- いつもは強気な健太くんが、柄にもなく愁傷の言葉を吐いた。
- ご愁傷な事態となりましたので、日を改めさせていただきます。
- ともこちゃんは丁寧に愁傷の言葉を伝えた。
「ご愁傷様です」は失礼?
「愁傷」は、主に、「ご愁傷様です」の形で悔やみの言葉に使われます。
「ご愁傷さまです」とは、
①相手を気の毒に思うさま。身内を失った人に対するお悔やみの語。
②①をもじって、気の毒に思う気持ちを、軽いからかいの意を含めていう語。
という意味です。
【お悔やみの意の例文】
・このたびはご愁傷様でございます。
【からかいの意の例文】
・休日にご出勤とはご愁傷さまです。
①のお悔やみの意で使う場合は、失礼になりません。ご遺族に、故人の死因を尋ねたり、忌み言葉を言うと失礼になります。
日常会話では、②のからかいの意を含む使い方をされることが多く、受け止める相手によっては失礼と感じる可能性があり、気を付ける必要があります。