【二字熟語】
遅鈍
【読み方】
ちどん
【意味】
行動などがのろくて鈍いこと。気転がきかないこと。
【語源・由来】
「遅」は「進み具合がぐずぐずしている。おそい。」
「鈍」は「のろい。おろか。頭のはたらきや動作がのろい。」
【類義語】
愚図、のろま、愚鈍
【対義語】
鋭敏、俊敏、敏捷
遅鈍(ちどん)の使い方
自分の遅鈍さにあきれるよ。
何かあったの?
犯人の残した痕跡を見落として、まんまと逃げられてしまったんだ。
事件は初動捜査が肝心だもんね。遅鈍さは命とりだわ。
遅鈍(ちどん)の例文
- 健太くんは無知だが、遅鈍な男ではない。
- 遅鈍な彼だったが、彼なりに未来への展望があるようだ。
- 大きな外見から遅鈍な印象を受けるが、健太くんは話をしてみると知的さを感じるんだ。
- ともこちゃんは、人より遅鈍で鋭敏な反応ができない。
- 短期間に激太りした健太くんの動きは緩慢で遅鈍だ。
「遅鈍」と「愚鈍」「鈍重」の違いは?
「遅鈍」に似ている語に「愚鈍(ぐどん)」「鈍重(どんじゅう)」があります。
「遅鈍」と「愚鈍」の違いは?
「愚鈍」は、「判断力・理解力がにぶいこと。頭が悪くのろまなこと。また、そのさま。」という意味です。
「遅鈍」も「愚鈍」も、動作や反応がにぶいことをいい、ほぼ同じ意味で使われます。
「遅鈍」と「鈍重」の違いは?
「鈍重」は、「動作や物事に対する反応がにぶくてのろいこと。また、そのさま。」という意味です。
「遅鈍」も「鈍重」も、動作や反応がにぶいことをいいます。
しかし「遅鈍」は、主に、文章で使われます。