姉妹サイト「ことわざ・慣用句の百科事典」はこちら

「憂戚」の意味と使い方や例文!「憂慼」との違いは?(類義語)

【二字熟語】
憂戚

「憂慼」とも書く。

【読み方】
ゆうせき

【意味】
うれえ悲しむこと。気分が晴れず沈むこと。

【語源・由来】
「憂」は「物思いに沈む。心配する。心配事。うれい。」
「戚」は「いたむ。うれえる。悲しむ。」

【類義語】
憂鬱、沈鬱

憂戚(ゆうせき)の使い方

ともこ
健太くん。先週から憂戚の表情ね。何かあったの?
健太
よくぞ聞いてくれました。僕の悩みを聞いてくれる?
ともこ
その話は長くなるかしら?
健太
僕の憂戚が晴れるまで続くよ。

憂戚(ゆうせき)の例文

  1. 憂戚のために、健太くんの表情は暗く沈んでいる。
  2. ともこちゃんは、なにかしらの憂戚を抱え込んでいるようでふさぎ込んでる。
  3. 憂戚を乗り越えるために、ひたすら吉本新喜劇を見続けてテンションを無理矢理上げた。
  4. あの頃は、人生で最も大変な時期で憂戚の日々だった。
  5. ウィルスが相手なだけに感染症蔓延の終わりが見えず、憂戚を感じた。

「憂戚」と「憂慼」の違いは?

憂戚」は、「憂慼」とも書きます。

憂慼」の「」は、「うれえる。心配する。」という意味です。

」は、「憂戚」の「」の異体字です。

異体字」とは、標準の字体とは異なるが、意味・発音が同じで、通用する漢字をいいます。

他に、「煙」に対する「烟」、「群」に対する「羣」などがあります。