陰気の読み方・意味とは?(類義語・対義語)
【二字熟語】
陰気
【読み方】
いんき
【意味】
①万物生成の根本となる二気の一。陰の気。
②気分・雰囲気・天候などが、晴れ晴れしないこと。また、そのさま。
二つ目は、なんかパッとせえへん、どんよりした気持ちや雰囲気、天候のことを言うんや。これも「陽気」の逆やな。つまり、元気ない、どんよりした感じってことやな。
【語源・由来】
「陰」は「気分が晴れない。」
「気」は「心のはたらき。意識。性質。ようす。けはい。おもむき。」
【類義語】
陰性、内向、暗澹、陰鬱、陰険、陰湿、根暗
【対義語】
陽気
陰気(いんき)の解説
「陰気」っていう言葉の意味は二つあるんだよ。
1つ目は、宇宙が生まれたときに生まれた二つの力、つまり「陰」と「陽」のうちの「陰」の部分を指すんだ。これはちょっと難しい話だけど、「陰」は日陰や闇のような静かで冷たいエネルギーを表しているんだよ。これに対して、「陽」は日向や光のような活動的で温かいエネルギーを表しているんだね。その「陰」の部分を指すのが「陰気」っていう言葉の一つ目の意味だよ。
2つ目の意味は、もっと日常的に使われるんだけど、気分や雰囲気、天気などが暗くて、元気がない、活気がない状態を指すんだ。「陰気な人」は、いつも暗い表情をしていて、あまり笑わない人を指すよ。「陰気な会」は、参加している人たちが元気がなくて、活気がない集まりのことを言うよ。この意味での「陰気」の反対は「陽気」で、これは元気で活気のある状態を指すんだ。
そして、「いんきさ」っていうのは「陰気」を名詞にした言葉で、陰気な状態、つまり元気がなくて活気のない状態のことを指すんだよ。
陰気(いんき)の使い方
陰気(いんき)の例文
- 健太くんが陰気臭いのは、猫背で自信なさげな雰囲気のせいだと思う。
- 窓を閉めると部屋が陰気になるから、常に開放しています。
- ここは陰気な場所で、この場にいるだけで憂鬱な気分になる。
- 陽気な漫画家は陰気なキャラクターを、陰気な漫画家は、リア充で陽気なキャラクターを描くことが多い。
- 最近の健太くんは、陰気な表情で元気がない。
陰気の文学作品などの用例
「陰気臭い」とは?
「陰気」を用いた表現の一つに「陰気臭い」があります。
「陰気臭い」とは、いかにも陰気な感じがするという意味です。
元気ない、楽しみがない、そんな感じを指してるんやな。
【例文】
- 健太くんは、話すときに表情がほとんど変わらないから陰気臭く見える。
- あたり一面霧が立ち込め、朝から日が差さず陰気臭い。
- 彼女は、いつも黒っぽい服を着ているから陰気臭い。
二つ目は、気分や雰囲気、天気が晴れやかでないこと、またその様子を示すよ。これも反対の概念は「陽気」だね。