海容の読み方・意味とは?(類義語)
【二字熟語】
海容
【読み方】
かいよう
【意味】
海のように広い寛容な心で、相手の過ちや無礼などを許すこと。主に手紙文で用いる。
あー、なるほどな。それはつまり、海のようにデカい心を持って、ちょっとした失敗や言い過ぎたことも許してしまうような大きな気持ちを持つってことやな。
それと、手紙で相手に「私はあんたのミスも許せるくらい大きな心を持ってるよ」と伝えたいときに使うんやな。
【語源・由来】
「海」は「うみ。」
「容」は「聞き入れる。受け入れる。ゆるす。」
【類義語】
寛恕、容赦
海容(かいよう)の解説
カンタン!解説
「海容」という言葉は、海の広さや深さに例えた言葉で、とても寛容で理解のある心のことを指すんだよ。
具体的には、「海容」は、他人の過ちや間違い、無礼などの行動を、非難や怒りを示すことなく、寛大な心で受け入れて許すことを言っているんだ。そして、この言葉は、主に手紙の文や、礼儀正しい表現の中で使われることが多いよ。
例えば、手紙の中で自分のミスや失礼な行動を謝るときに、受け取り手に寛大な気持ちでそれを許してほしいと伝えるときに「海容」という言葉を使うんだ。「失礼の段、ご海容ください」というのは、自分の失礼な行動や言葉について謝り、相手に許してほしいときの丁寧な表現として使われるんだよ。
だから、「海容」という言葉は、海のように広く、深く、受け入れることのできる心を持って、相手の過ちや失礼な行動を許すことを意味しているんだね。
海容(かいよう)の使い方
健太くん。手紙をもらったの?
新人さんが、至らぬ点が多いですが、何卒ご海容くださいって書いてあるよ。
まだ慣れていないから、ミスが多いのね。
慣れるまで大変だろうけど、ここを乗り切って大きく成長してほしいよね。
海容(かいよう)の例文
- ご海容のほどお願い申し上げます。
- 僕のしたことに対して、一切の海容は無かった。
- 先ほどのご無礼、何卒ご海容下され。
- 平和な日々のために、いつも心に海容を忘れずにとどめておく。
- 重ね重ねの御無礼を御海容下されば幸甚に存じます。
海容の文学作品などの用例
「失礼の段、ご海容ください」とは?
「海容」は、「失礼の段、ご海容ください」という表現で使われることがあります。
「失礼の段、ご海容ください」とは、手紙などで、相手への失礼に対し許しを乞う表現です。
「失礼の段、ご海容ください」という表現は、書状や手紙で使われることが多い言い回しで、自分の行為や言葉が相手に不快や不都合を与えてしまった場合、その失礼を許してほしいという意味を持っているんだよ。
あー、わかったわ。それはつまり、「もし何か失礼なことしてたら、許してやってな」という意味やな。
手紙の最後とかに、相手に気を使って書く表現の一つやろ。ちょっと丁寧に、相手の気持ちを思いやる言葉やな。
「段」は直前の語を体言として用いる表現です。
上司や取引先に対して使われることが多いです。
【類義表現】
失礼の段、ご容赦ください
これは、手紙を書く際に特に使われる表現なんだ。