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「後顧」の意味と使い方や例文!「後顧の憂い」とは?(類義語)

【二字熟語】
後顧

【読み方】
こうこ

【意味】
①後ろを振り返って見ること。
②あとあとを気遣うこと。

【語源・由来】
「後」は「のち。あと。」
「顧」は「思いめぐらす。」

【類義語】
追憶

後顧(こうこ)の使い方

健太
父さんが、後顧の憂いをなくして老後を楽しみたいから、僕に早く一人前になれって言うんだ。
ともこ
一人前になって親孝行すればいいじゃないの。
健太
僕はまだふらふらしていたいんだよ。
ともこ
そういいながら、もう十数年経っているわよ。そろそろ腰を落ち着けたらどうかしら。

後顧(こうこ)の例文

  1. 君がこの会社に残ってくれれば後顧の憂いは無い。
  2. 日ソ中立条約を締結し、5年間の相互不可侵条約体制で後顧の憂いを絶った。
  3. 後顧の憂いを断つためには、隣国と同盟を結んだ。
  4. 妻のお陰で後顧の憂いなく研究に没頭することができた。
  5. 後顧の懸念は微塵もない、勝利のために疾風の如く進むのみだ。

「後顧の憂い」とは?

後顧」を用いた表現の一つに「後顧の憂い(こうこのうれい)」があります。

後顧の憂い」の「憂い」とは、「予測される悪い事態に対する心配・気づかい。うれえ。」という意味です。

後顧の憂い」とは、「あとに残る気遣い。あとあとの心配。」という意味です。

【例文】

  1. 後顧の憂いを失くすために、織田家の一族はみな消しておこう。
  2. 兄さんはしっかり者の弟である僕がいるから、後顧の憂いなく自由にできるようだ。
  3. 彼が仲間になれば、後顧の憂いはない。