【二字熟語】
根絶
【読み方】
こんぜつ
【意味】
悪弊などを根本から徹底的に絶やすこと。ねだやし。
【語源・由来】
「根」は「物事のもと。」
「絶」は「たつ。うちきる。やめる。」
【類義語】
撲滅、絶滅、駆除、死滅
【対義語】
蔓延、生息
根絶(こんぜつ)の使い方
取り締まり強化によってニューヨークの落書きが根絶されたんだって。
きれいになって街は変わったのかしら。
治安が良くなったんだって。
きれいな街に煙草のポイ捨てをしようと思わないものね。犯罪も減るかもね。
根絶(こんぜつ)の例文
- 悲惨な事故がゼロになるように飲酒運転を根絶する。
- 学校が無くならない限り、いじめを根絶することは難しいのだろうか。
- 天然痘は地球上から根絶された。
- 世界中がテロ根絶のために闘っています。
- 感染症を根絶するためにロックダウンすることを決めた。
「根絶」と「絶滅」「撲滅」の違いは?
「根絶」に似ている語に「絶滅(ぜつめつ)」「撲滅(ぼくめつ)」があります。
「根絶」と「絶滅」の違いは?
「絶滅」は、
①生物の種などが滅びて絶えること。
②残らず絶やすこと。なくすること。
③レッドリストやレッドデータブックで、生物の種を絶滅の危険性の高さによって分類したカテゴリー項目の一つ。すでに絶滅したと考えられる種。以前は「絶滅種」として分類されていた。EX(Extinct)。
という意味です。
「根絶」も「絶滅」も、残らずすべてなくなること、また、なくなるようにすることをいいます。
しかし「根絶」は、徹底的に根本からなくなるようにすることをいう点が違います。
「根絶」と「撲滅」の違いは?
「撲滅」は、「完全にうちほろぼすこと。根こそぎなくしてしまうこと。」という意味です。
「根絶」も「撲滅」も、残らずすべてなくなること、また、なくなるようにすることをいいます。
しかし「根絶」は、根本から完全になくすことをいいます。
対して「撲滅」の「撲」には、「打ちたたく。なぐる。」という意味があり、打ち倒すように完全に滅ぼすことをいいます。