【二字熟語】
散々
【読み方】
さんざん
【意味】
[形動][文][ナリ]
①物事の程度が著しいさま。
②物事の結果や状態がひどく悪くて、目も当てられないさま。みじめ。
③ちりぢりばらばらになるさま。砕け散るさま。
[副]嫌になるほど程度がはなはだしいさま。ひどく。さんざ。
【語源・由来】
「散」は「四方にちらばる。ばらばらになる。ちらす。」
「在」は「そこにある。いる。」
【類義語】
偏在
【対義語】
密集
散々(さんざん)の使い方
健太くん。試験の結果はどうだった?
聞かないでー。
表情を見れば散々だったことが分かるわ。
そういうともこちゃんは手ごたえありっていう顔だね。
散々(さんざん)の例文
- 散々こき使われた挙句に、会社に捨てられてしまった。
- 今まで散々僕のことをばかにして来たのに、僕の力に頼るというのか。
- これは散々苦労して手に入れた品なので、簡単には手放せない。
- 散々待たされた上にドタキャンされた。
- 途中にわか雨にあって散々な目に遭ったよ。
「散々な目に遭う」とは?
「散々」を用いた表現の一つに「散々な目に遭う(さんざんなめにあう)」があります。
「散々な目に遭う」とは、思いがけない不幸に遭遇し、みじめな思いをするという意味です。
【例文】
- 海外旅行で油断をして散々な目に遭った。
- ウィルスに感染し散々な目に遭った。
- 健太くんのわがままに付き合わされて散々な目に遭った。