【二字熟語】
雌伏
【読み方】
しふく
【意味】
人に屈伏して従うこと。また、実力を養いながら活躍の機会をじっと待つこと。
【語源・由来】
雌鳥が雄鳥に従う意から。
【類義語】
頃合いをみる、下積み生活を送る、手ぐすね引いて待つ、虎視眈々
【対義語】
雄飛
雌伏(しふく)の使い方
健太くんはいつになったら活躍するの。
今は雌伏しているだけだよ。時機を見て華々しくデビューするよ。
雌伏したまま人生が終わりそうね。
そんなことないよ。大活躍して後世に名を残すよ。
雌伏(しふく)の例文
- 雌伏10年、ようやく彼にも出番が回ってきた。
- 長い雌伏の日々が終わり、栄光の時が訪れるだろう。
- しばらくは雌伏を強いられるだろうが、いつか本社に戻りたい。
- 雌伏の時を経て、大舞台に舞い戻ってきた。
- 人生に雌伏の時期は必要、いつか必ず返り咲く。
「雌伏雄飛」とは?
「雌伏」を用いた表現の一つに「雌伏雄飛(しふくゆうひ)」があります。
「雌伏雄飛」とは、
人に付き従い低い地位に甘んじていることと、盛んに活躍すること。また、将来を期して人の下に従い、低い地位に甘んじ、やがては大いに羽ばたき活躍すること。
という意味です。
「雄飛」は、雄鳥が飛ぶように、盛んに活躍することという意味です。
出典は『後漢書』趙典伝です。
【例文】
・成功するにはタイミングが大事だから、雌伏雄飛を期していました。
・雌伏雄飛を期して上司の言いなりになっているだけで、彼の本性は野心の塊だ。