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「体制」の意味と使い方や例文!「態勢」「体勢」との違いは?(類義語)

【二字熟語】
体制

【読み方】
たいせい

【意味】
①各部分が統一的に組織されて一つの全体を形づくっている状態。
②社会が一定の原理によって組織だてられている状態。政治支配の形式。社会の仕組み。
③その時代の社会を支配する権力。
④詩文の形式・体裁。
⑤生物体の諸器官の配置や分化の状態などの、構造上の基本形式。ボディープラン。

【語源・由来】
「体」は「各部分を組み立てたまとまりのある形や組織。」
「制」は「秩序づける枠。きまり。」

【類義語】
組織、体系

体制(たいせい)の使い方

健太
今回の船の事故で、ずさんな運航体制が発覚したね。
ともこ
国の検査もずさんだったのよね。
健太
大きな事故が起きる時、必ずいくつかのずさんさが重なっているよね。
ともこ
儲けよりも人命最優先でお願いしたいわね。

体制(たいせい)の例文

  1. 平和時に体制を変えるには、民意の同意を必要とする。
  2. ワクチン接種枠を広げ、大規模接種会場で計3000回分の接種体制を敷く。
  3. 体制では移民の受け入れは不可能だ。
  4. 独裁国家では、体制批判は身を滅ぼす危険性がある。
  5. 今一度万全な体制を整えて、少しずつでも前に進みたいと考える。

「体制」と「態勢」「体勢」との違いは?

体制」と同じ読み方の語に「態勢」「体勢」があります。

「体制」と「態勢」の違いは?

態勢」は、ある物事や情勢に対してとる構えという意味です。

体制」は、社会や組織の仕組みや構造、社会がある勢力に支配されている状態をいいます。

対して「態勢」は、物事や情勢に対応できる状態をいいます。

「体制」と「体勢」の違いは?

体勢」は、「からだの構え。姿勢。」という意味です。

体制」は、社会や組織の仕組みや構造、社会がある勢力に支配されている状態をいいます。

対して「体勢」は、体の構えや姿勢をいうので意味が違います。