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「敵意」の意味と使い方や例文!「悪意」との違いは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
敵意

【読み方】
てきい

【意味】
敵対しようとする心。相手を敵として憎む気持ち。

【語源・由来】
「敵」は「競ったり憎んだりして張り合う相手。かたき。」
「意」は「こころ。きもち。思い。考え。」

【類義語】
悪意、敵視、反感

【対義語】
好意、友情

敵意(てきい)の使い方

健太
あの家の前を通りたくないな。
ともこ
どうして?
健太
敵意むき出しで吠えてくる犬がいるんだよ。
ともこ
私には吠えないわよ。健太くんは余程怪しいのね。

敵意(てきい)の例文

  1. 健太くんにひそかな敵意を抱いている。
  2. ともこちゃんの言い方には、私への敵意が感じられました。
  3. 彼は、敵意に満ちた目で私を見ている。
  4. 私が何者か分かると、村人たちから敵意が消えました。
  5. 彼は、むき出しな敵意を燃やしました。

「敵意」と「悪意」の違いは?

敵意」に似ている語に「悪意(あくい)」があります。

悪意」は、
①他人を憎み、害を加えようとする気持ち。わるぎ。
②よくない意味。
③法律上の効力に影響を及ぼす事情を知っていること。道徳的な意味での善悪とは異なる。

という意味です。

敵意」も「悪意」も、憎む気持ちをいう語です。

しかし「敵意」は、相手を敵と認識して憎む気持ちをいいます。

対して「悪意」は、相手を憎み、害を加えようとする気持ちをいい、「敵意」のような、敵として見る意味はありません。

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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)



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