【二字熟語】
敵意
【読み方】
てきい
【意味】
敵対しようとする心。相手を敵として憎む気持ち。
【語源・由来】
「敵」は「競ったり憎んだりして張り合う相手。かたき。」
「意」は「こころ。きもち。思い。考え。」
【類義語】
悪意、敵視、反感
【対義語】
好意、友情
敵意(てきい)の使い方
あの家の前を通りたくないな。
どうして?
敵意むき出しで吠えてくる犬がいるんだよ。
私には吠えないわよ。健太くんは余程怪しいのね。
敵意(てきい)の例文
- 健太くんにひそかな敵意を抱いている。
- ともこちゃんの言い方には、私への敵意が感じられました。
- 彼は、敵意に満ちた目で私を見ている。
- 私が何者か分かると、村人たちから敵意が消えました。
- 彼は、むき出しな敵意を燃やしました。
「敵意」と「悪意」の違いは?
「敵意」に似ている語に「悪意(あくい)」があります。
「悪意」は、
①他人を憎み、害を加えようとする気持ち。わるぎ。
②よくない意味。
③法律上の効力に影響を及ぼす事情を知っていること。道徳的な意味での善悪とは異なる。
という意味です。
「敵意」も「悪意」も、憎む気持ちをいう語です。
しかし「敵意」は、相手を敵と認識して憎む気持ちをいいます。
対して「悪意」は、相手を憎み、害を加えようとする気持ちをいい、「敵意」のような、敵として見る意味はありません。