【二字熟語】
認識
【読み方】
にんしき
【意味】
①ある物事を知り、その本質・意義などを理解すること。また、そういう心の働き。
②《cognition》哲学で、意欲・情緒とともに意識の基本的なはたらきの一で、事物・事柄の何であるかを知ること。また、知られた内容。
【語源・由来】
「認」は「物事をそれと見きわめる。」
「識」は「物事を区別して知る。見分ける。また、その心の働き・能力。」
【類義語】
認知
【対義語】
否認、麻痺、無意識
認識(にんしき)の使い方
ともこちゃんは、僕の彼女だよね。
違うわよ。
僕たちは付き合っているという認識だったよ。
どこをどう間違えたら、そういう認識になるのよ。
認識(にんしき)の例文
- 貯金は大事だという漠然とした認識しかもっていない。
- 女性はおしゃべりなものだからという認識を改める。
- 知人の家だから、不法侵入に当たるとは認識していなかった。
- 個人情報を厳重に扱う必要があるという認識が欠如していた。
- 事の重要性を認識する必要がある。
「認識が甘い」とは?
「認識」は、「認識が甘い(にんしきがあまい)」という表現で使われることがあります。
「認識が甘い」の「甘い」は、しっかりした心構えができていないという意味です。
「認識が甘い」とは、しっかりと理解していない、認識が不十分であるという意味です。
【例文】
- 契約への認識が甘いとトラブルに発展することが多い。
- 軽率な発言のせいで、政治家が、国民から認識が甘いと批判された。
- セクハラに対する認識が甘いから、そういう発言をするんだ。