【二字熟語】
不敵
【読み方】
ふてき
【意味】
敵を敵とも思わないこと。大胆でおそれを知らないこと。乱暴で無法なこと。また、そのさま。
【語源・由来】
「不」は「…ず。…でない。…しない。打ち消しの助字。」
「敵」は「かたき。てき。あだ。戦いの相手。」
【類義語】
不遜、大胆、豪胆、豪放
【対義語】
臆病
不敵(ふてき)の使い方
何だか、あの猿、不敵な笑みを浮かべているわね。
確かに。何だか挑発的だね。
あっ。何か投げつけられた。
完全に人間をばかにしているね。
不敵(ふてき)の例文
- 年明き前の女郎の、しかも不敵ない人、座をしめて(井原西鶴、好色二代男)
- 織田信長は、神をも恐れぬ不敵武者かと思いきや神仏を信じました。
- 健太くんは、親に似た不敵者です。
- 白昼堂々忍び込むとは大胆不敵な犯行だ。
- 余程自信があるのか不敵な面構えをしている。
「不敵な笑み」とは?
「不敵」は、「不敵な笑み(ふてきなえみ)」という表現で使われることがあります。
「不敵な笑み」とは、大胆で恐れることを知らないような笑みのことをいいます。
【例文】
- 健太くんが不敵な笑みを浮かべてこちらを見ています。
- 攻撃を受けながらも、その顔には不敵な笑みが刻まれていた。
- 警察に僕を捕まえることはできないと不敵な笑みを口元に浮かべた。