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「噴霧」の意味と使い方や例文!「噴射」「散布」との違いは?(類義語)

【二字熟語】
噴霧

【読み方】
ふんむ

【意味】
液体を霧状にしてふき出させること。

【語源・由来】
「噴」は「内部から外にふき出す。」
「霧」は「きり。また、きりのようなもの。」

【類義語】
散布

噴霧(ふんむ)の使い方

健太
ともこちゃん。ここでピクニックはできないよ。
ともこ
どうして?こんなに気持ちがいい場所なのに?
健太
噴霧器を背負って農薬を撒いている人がいるよ。
ともこ
私たちには農薬は必要ないわね。違う場所でピクニックをしましょう。

噴霧(ふんむ)の例文

  1. クラスターが発生した店内に、消毒液を噴霧することは推奨されない。
  2. 熱中症対策のために、休憩スペースにミストを噴霧する。
  3. 虫よけスプレーを足元に噴霧する。
  4. 畜舎にオゾンガスを噴霧することで、硫黄系の臭気を分解することが可能です。
  5. 貴重な歴史的資料をカビや虫から守るために、燻蒸と呼ばれる特殊なガスを噴霧する作業が行われた。

「噴霧」と「噴射」「散布」の違いは?

噴霧」に似ている語に「噴射(ふんしゃ)」「散布(さんぷ)」があります。

「噴霧」と「噴射」の違いは?

噴射」は、
①気体や液体を一定の方向へふき出させること。
②霧状にした燃料油を空気とまぜて爆発させ、その排気をふき出させること。

という意味です。

噴霧」は、液体を霧状にふき出すことをいいます。

対して「噴射」は、液体を一定の方向へストレートにふき出すことをいいます。

噴射」にも、「噴霧」のような霧状という意味がありますが、燃料油に対してだけ使われます。

燃料油と空気をまぜて爆発させ、その排気をふき出させることを「噴射」というので「噴霧」とは意味が違います。

「噴霧」と「散布」の違いは?

散布」は、
①まきちらすこと。
②ちらばって存在すること。

という意味です。

噴霧」は、液体を霧状にしてふき出させることをいいます。

散布」は、水や薬剤などの液体をまき散らすことをいうので意味が違います。

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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)



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