佳境の読み方・意味とは?(類義語)
【二字熟語】
佳境
【読み方】
かきょう
【意味】
①景色のすばらしくよい所。
②面白い所。非常によい場面。妙所。
もう一つは「お話やイベントが最高潮になってきたところ」みたいな感じか。あの、ドキドキする部分を指してるんやな!なるほど、面白いな~。
【語源・由来】
「佳」は「すぐれている。」「境」は「土地。場所。」
【類義語】
絶頂、開花期、最高潮、全盛期、黄金時代、最盛期、たけなわ、山場、クライマックス
佳境(かきょう)の解説
「佳境」という言葉は、二つの違う意味を持っていて、それぞれの状況や文脈によって、どう使われるかが変わってくるんだよ。
1つ目の意味は、「景色のよい所」を指すもので、美しい風景や素晴らしい景観の場所を示しているんだ。「県内随一の佳境」は、その県の中でも特に美しい、最も素晴らしい場所、つまり一番の名所や見どころを意味しているよ。
2つ目の意味は、「興味を感じさせる場面」を指すもので、これは物語や演劇、映画などの中で、とても面白くて、観客や読者が引き込まれるような瞬間や場面を示しているんだ。「話が佳境に入る」は、物語や話がクライマックスや最も面白い部分に差し掛かることを意味しているよ。
また、「佳境」は「佳境に入る」のような形で、興味深い場面を示すことが多いけれど、最近では「年賀状仕分け佳境」という表現のように、特定の状況や活動がピークや最盛期に差し掛かること、つまり一番忙しい時期や最も盛り上がる時期を指す使い方も増えてきているんだ。
だから、「佳境」という言葉は、美しい景色や場所、または興味を引く場面や状況のピークを示しているんだね。
佳境(かきょう)の使い方
佳境(かきょう)の例文
- 話が佳境に入る。
- いよいよ佳境に入り、真相が明かされようとしている。
- 物語が佳境を迎えた時に、ヤジが飛んだ。
- 音楽は佳境に入っていった。
- 佳境を迎えるというところで、地震の中継が入った。
佳境の文学作品などの用例
「佳境を迎える」「佳境に入る」とは?
「佳境」は、「佳境を迎える」や「佳境に入る」と使われることが多いです。
「佳境を迎える」と「佳境に入る」は同じ意味で、「物語・演劇などが興味深い場面にさしかかる。」という意味です。
この表現は、物事のクライマックスや重要な瞬間を指すことが多いんだ。
例えば、試合も終盤に差し掛かる時や、物語がクライマックスを迎える前の瞬間みたいなところを言うんやな。ワクワクする部分が来るってことやろ。
最近では、「桃の出荷が佳境を迎える」のように、ある状況が頂点・最盛期にさしかかる意味で使われるようになりましたが、「佳境」に「一番大変な部分、頂点」という意味は含まれていないので誤用です。
そして、もう一つの意味として、物事が盛り上がりを見せ、興味深い場面を表すときにも使われる。