【二字熟語】
伊達
【読み方】
だて
【意味】
①ことさら侠気を示そうとすること。人目をひくように、派手に振る舞うこと。
②好みがいきであること。あかぬけて洗練されていること。さばけていること。
③見えを張ること。外見を飾ること。
【語源・由来】
一説に「立つ」から。人目につくように形を表す意。
【類義語】
気障
伊達(だて)の使い方
ともこちゃん英語が上手だね。
三年間アメリカにいたからね。
伊達に留学をしたわけじゃなかったんだね。
遊びの誘いを断って真面目に勉強したのよ。
伊達(だて)の例文
- 健太くんは伊達の薄着で意気がっている。
- そんな知恵が浮かぶとは、さすが伊達に年は取っていない。
- 彼は申し分のない伊達男だった。
- ともこちゃんの眼鏡は伊達眼鏡で度が入っていない。
- 伊達や酔狂でこんなことができるものではない。
「伊達や酔狂」とは?
「伊達」を用いた表現の一つに「伊達や酔狂(だてやすいきょう)」があります。
「伊達や酔狂」とは、見栄や物好きという意味です。大抵否定の言葉を伴い、遊びではない、興味本位ではないという意味で使われます。
「酔狂」は、「好奇心から人と異なる行動をとること。物好きなこと。」という意味です。
【例文】
- 伊達や酔狂で数学を独学で学んでいるわけではない。
- 伊達や酔狂でこの仕事をやっているのではない。
- 矢張りこの辺りは辺鄙ではあるらしい。発音不可能な名称が冠されているのは伊達や酔狂ではないということか。(西尾維新、ニンギョウがニンギョウ)