読み方で悩みやすい漢字の一つに、「間髪」があります。
Q「間髪」、あなたはこの二字熟語を何と読みますか?
次の3択から選んでみて下さい。
間髪の読み方
- 「かんぱつ」
- 「かんはつ」
- 「かんぱつ」と「かんはつ」両方とも
このページでは、悩みやすい「間髪」の読み方や意味について詳しく解説していきます。
「間髪」の読み方は、「かんぱつ」?「かんはつ」?
間髪の正しい読み方は、「かんぱつ」「かんはつ」どちらなのでしょうか。どちらも聞いたことがあるかもしれませんね。
「髪」の音読みには「ハツ」「ホツ」があります。
間髪の読み方としては「かんはつ」が正しく、「かんぱつ」は間違いになります。
正解は、②の「かんはつ」です。
広辞苑に「かんぱつ」の項目はなく、「間髪を容れず(かんはつをいれず)」のみがあり、間髪を一語化して「かんぱつ」というのは本来誤りであることが記されています。
「間髪」の意味
「間」には「あいだ」「すきま」の意味があります。また、「髪」には「かみのけ」の意味があります。
本来「間髪を容れず」や「間に髪を容れず」として使われる言葉であり、「髪の毛1本を入れる隙間もないこと」「切迫していて、ゆとりがないこと」を意味していましたが、それが転じて「即座に」「とっさに」を意味するようになりました。
間髪を用いた例文には「間髪を容れずに答えを返す」があります。
【関連記事】
・「間髪」の意味と使い方や例文!「間髪をいれず」とは?(語源由来・類義語・対義語)
[blogcard url=”https://proverb-encyclopedia.com/two/kanpatu/”]
まとめ
- 間髪の読み方は「かんはつ」が正しい。
- 「かんぱつ」と読むのは間違い。
- 「間髪を容れず」は「即座に」「とっさに」を意味する。