【二字熟語】
対峙
【読み方】
たいじ
【意味】
①山などが、向かい合ってそびえること。
②対立する者どうしが、にらみ合ったまま動かずにいること。
【類義語】
相対、向き合う、対立、直面など(文脈による)
「対峙」の意味を簡単にいうと
「対峙」は、向かい合ってそびえ立つこと、また対立する者どうしが向かい合ったまま動かないことを表します。
「二つの山が谷を隔てて対峙する」「両者が向かい合って対峙する」のように使います。
「対峙」は単に「向き合う」という意味?
「対峙」は「向き合う」に近い語ですが、国語辞典の中心的な語義には、対立する者どうしがにらみ合うという緊張感のある意味が含まれます。
そのため、「誰かと対峙する」は、単に穏やかに向き合うより強い響きになることがあります。
「自分と対峙する」「課題と対峙する」は使える?
現代では、「自分自身と対峙する」「困難な課題と対峙する」のように、問題や自分自身に逃げずに向き合うという比喩的な使い方も見られます。
これは山や対立者が向かい合う基本義から広がった表現と考えると分かりやすいでしょう。
「対峙」と「対立」「直面」の違い
- 対峙:向かい合ったまま動かない状態。対立・緊張を伴うことが多い
- 対立:考え・利害・立場などが食い違うこと
- 直面:問題・困難などが目の前にあり、避けにくい状態になること
意味は関連しますが、同じではありません。
「お客様と対峙する」は自然?
文法的に成り立たない表現ではありませんが、「対峙」には対立・緊張を連想させる響きがあるため、一般的な接客表現としては強く聞こえることがあります。
「お客様に真剣に向き合う」という意味なら、「お客様と向き合う」「お客様に誠実に対応する」の方が自然な場面が多いでしょう。
対峙(たいじ)の例文
- 二つの岩峰が谷を隔てて対峙している。
- 交渉の場で、双方がしばらく沈黙したまま対峙した。
- 作品づくりを通して、自分自身と対峙する時間を持った。
- 避けてきた課題と正面から対峙することにした。
- 二つの考え方が鋭く対峙している。

















