【二字熟語】
推察
【読み方】
すいさつ
【意味】
事情や相手の心中をおしはかること。推量。
【語源・由来】
「推」は「おしはかる。たずねもとめる。」
「察」は「おしはかる。思いやる。」
【類義語】
推量、推測、推定
推察(すいさつ)の使い方
健太くん。ふられたのね。
よく分かるね。
健太くんの様子を見れば、心の中を推察することができるわ。
推察できるなら、今はそっとしておいて。
推察(すいさつ)の例文
- 遺族の心中を推察し取材を控える。
- 推察に難くない。
- ご推察の通りです。
- 健太くんの推察によれば、ともこちゃんが容疑者ということだ。
- ともこちゃんの表情から怒っているのだと推察した。
「推察」と「推測」「考察」との違いは?
「推察」に似た言葉に「推測」「考察」があります。
「推察」と「推測」の違い
「推測」は、「ある事柄に基づいておしはかること」という意味です。(例:原因を推測する。)
「推測」は得られた情報・知識に基づいて、物事の性質・状態・なりゆきなどをおしはかることをいいます。
「推察」と「推測」はおしはかるという意味で同じですが、「推測」は「現在分かっている情報・知識に基づく」ことをいい、「情報・知識がない中でおしはかる」というニュアンスの「推察」とは異なります。
「推察」と「考察」の違い
「考察」は「物事を明らかにするためによく調べて考えること」という意味です。(例:若者文化について考察する。)
「推察」と「考察」の違いは、「考察」が「物事を明らかにすること」という意味であるのに対し、 「推察」 は心中をおしはかるという、人を思いやる意味がある点が異なります。